賛否というより否定意見しかありませんが、そんな中あえて開催されたフジロックの意味について考えてみました

ロゴス(LOGOS)

パンデミックとフェス

2年振りのフジロック

開催されるなら行くしかあるめえ

どことなく口が重かった出演者でしたがブルーハーブのBOSSさんが行っていた分断はもういいやが一番心に沁みました。
とてつもない批判にさらされた異例の…と思ったら過去なんどもこんな批判の世論に晒されたフジロックならあるいは日常か、というくらいタフなイベントなことを忘れてましたわw
というわけで開催されるなら粛々と参加し、いつも以上に公衆衛生に気を配りながら精一杯参加してきました。ほんと精一杯参加しました。
海外アクトがいなかったり会場内でおおっぴらに談笑も乾杯も出来ない状態でしたが、フジロックで感じる人との絆は存分に味わうことが出来ました。
コミュニケーションに言葉はいらない、音さえあればの真骨頂がそこにはありました。
今回の開催に関しては否定する人は正論でしかないし反論のしようもないですが、いつまでもこのままではさすがにダメで、そこで苦しんでいる人もいるし逆に儲かっている人もいるわけですが、基本的にはエンタメ系に携わる才能ある人達「だけ」が絶望する世界線だけは絶対に阻止しなければならなくて、そこを逆算する社会にしなければいけないのは明白となったわけです。
医療従事者が協力してくれるにはどうすればいいか?普段から虐げられてないか?普段から非常時には宿泊施設に秒で変わるような施設を作るにはどうしたらいいか?公も民もやるべきこと改善すべきことは明確に遡上にあがっています。
そしてそれを着実に行動に移せるような環境を作れる政治家、このパンデミックの一年で一番足りない部分が分かりました。
誰かがまずやらなきゃいけない。それが興行系では去年からのプロ野球であったりJリーグであったりしたんですが、そこを踏まえフェスもその流れを次に繋げなくてはならないぞと。
その壁を突破するには日本国内で最も最初に突破したフジロックが担うべき重荷であったと思います。
社会実験をフェスでやるからには行かなければならない。フジに何度も参加して勝手を知ってる客の1人として、2回のワクチン接種を終えた直後という主催者にとって最も歓迎されるであろう客の1人として責任もって参加した次第です。
まあ批判があるのは当たり前でその全てを主催者とともに甘んじて全部受け入れて引き受ける覚悟ではありますが、演者には一切の責任を負うようなことがないよう祈っています。
いろんな場面でいろんな人が様々な対立意見を述べ、話し合いによってある一定の方向が出るのが当たり前となるようなそんな進んだ社会になるきっかけとして2021年のフジロックがあったのだと後世に振り返ってもらえるようなフェスになっていたとしたらいいんですけどね。
とにかく色んな意味でターニングポイントになることを期待します。
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