ライジングサンロックフェスティバル、通称エゾは夏の北海道で開催される大型邦楽フェスティバルです。

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ライジングサンロックフェスティバルでは北海道の雄大なロケーション込みで楽しめる祭り感が売り

夏の北海道で繰り広げられるお祭り!ライジングサンロックフェスティバル

短い夏の北海道をピンポイントで堪能出来る。これがライジングサンロックフェスティバルを形作る大切な要素であるといえます。
ライジングサンに一度参加して虜になる人が続出しているのはその刹那感と祝祭空間の相乗効果が一因なのでしょう。
その効果はアーティスト側にも伝染しており、名演続出するのもライジングサンを形作る特徴となっています。
元々音楽を演奏するという行為は非日常を演出しますが、その効果をもっと濃縮するロケーション=北海道という舞台で味付けされる、これがライジングサンを魅力的にさせる隠し味なのでしょう。
参加するまで移動距離の長さ、時間の大きさ、困難さも非日常感を演出する一つの小道具となります。
やはり北海道というのは(首都圏に在住している人目線限定の話ですが)本州とは物理的に離れている島であり、どこか日本国内でありながら日本国内からは少し異なっているちょっとした違和感を感じる場であり空気であり空間を強く意識させます。
それはつまり刺激的な経験が約束された地であり、海が日常を切り離してくれるネバーランド的な側面が強い地でもあるのです。
音楽にはそういった空気の震えみたいなものを的確に捉えることが出来るのですが、エゾで体験する演奏が最も分かりやすいんですよね。

夏の北海道の非日常性

関東圏だと…交通費がかかりますね北海道w
4大フェスの中でロケーションが最もウリになっているのがライジングサンだと思います。
オールナイトで繰り広げられる演奏、自分で張ったテントから直接鑑賞出来る空間、登りくる朝日。
そこでは一生思い出になるような特別なシーンが各所各人で経験しています。
単に北海道に旅行するだけでも経験出来るものに付加価値がついているのですから、そりゃそうだとしか。

ただ個人的には…。

近年の7月8月の東京のうだるような暑さには嫌気がさしますが、それに反比例して避暑地の存在感も増していると感じます。
都会の人は冬の厳しい寒さの考慮もせずに田舎に住みたいわ~みたいなことを平気でのたまいますが、田舎の負の側面、北海道だとより強く感じるものなのではないでしょうかねえ…。
リモートでの仕事が多くなって田舎移転を考える時間も増えたのですが、冷静に利便性を考えるとこうなってしまいますね。
非日常を楽しむフェスのありがたみがその日常の非日常性ゆえに消えてしまうのではないかとw
Number55