ソニックマニアは冬フェスの雄として立ち上がったものの2回の開催を経てからはサマソニとは別枠の深夜帯開催フェスとして運営されています。

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ソニックマニアが幕張と大阪で開催

サマソニとは一線を画し…

冬フェスといえばカウントダウンフェスがありますが、こちらは年末年始の時期に開催することで集客につなげていますが、このソニックマニアの立ち上げでは2月といういわゆる興行で人が入らない時期に開催となりました。
興行の世界ではかつては2月と8月は人が集まらないという神話めいたものがありましたが、サマソニ&ソニックマニアはそのジンクスを否定するような形となりました。実際成功してますしねw
この2月に開催する裏にどんな事情があるのかというと…それは南半球が夏ということに意味があります。
つまりオーストラリアでは真夏の8月、つまり夏フェスの時期ということもあり幾多のアクトがかの国に滞在しているのです。
昨今はオーストラリアまでわざわざ来たんだからアジアツアーでもすんべ!というアクトが多く豪州の夏フェスに出演するついでに日本を含むアジアまで足を運ぶようになりました。
そこに目をつけ、冬でも屋内型でフェス形式のイベントを打てないか?という出発点から、このソニックマニアが立ち上がりました。
ここで夏にフェスを開催してるノウハウが活きる形となります。サマーソニックよりはダウングレードしていますが、関東は幕張メッセ、大阪はインテックス大阪といつもの会場での安心安定の開催概要。
東京大阪入れ替え方式の無駄のない運営方法。これで成功しないはずがない、とばかりに2004年という日本国内でフェスが根付いたタイミングで開始されることとなったのでした。
この方式では2回の開催で打ち止めとなってしまいましたが、着眼点は非常に素晴らしいイベントだったと思います。

サマソニの補足的イベントとして継続

冬フェスとしてのソニマニは2005年に2回で終了しましたが、2011年突然サマソニの前夜祭的位置での名称復活となりました。
場所は幕張メッセで土日開催の前、金曜深夜帯での開催で料金体系も別で別のイベントという体勢でした。
ここで集められたアクトは土日に東京大阪にも出演したりと、とても効率の良いマネジメントがなされ、層の厚さを感じさせる効果もあり、これまた素晴らしい采配だと思います。
以降は土日開催の間、つまり土曜深夜帯での開催に移行しました。
出演アクトの傾向としても秀逸で、深夜帯にふさわしいDJアクトやダンスアクト、本家のサマソニとは一味違う毛色のアクトが要所をしめる抜群のセンスで、昼の時間帯で疲れた身体に鞭うって(w)長時間音を全身に浴び続けている廃人寸前の人をよく見かけるようになりましたw
メッセの床冷たくて気持ちいいんですよねw
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