夏フェス隆盛期！日本各地でフジロックやロックインジャパン成功の影響を受け小規模のフェスが乱立しています。
フェス文化が根付き地方に拡散していく非常に望ましい状況となっていますが、それは季節をも飛び越え昨今だと春から秋にかけて陽気が安定している時期にも開催されるようになってきました。
その代表格といえるのがこの朝霧JAMです。
富士山の裾野、静岡県富士宮市にある朝霧アリーナにステージが、隣接するふもとっぱらキャンプ場に広大なキャンプスペースが用意され土日の二日間丸々時間を使って開催されています。
深夜時間は周りに放牧されている牛さんに影響を与えるため音は出せませんが…。
運営母体はフジロックと同じため棲み分けを図るためにメインストリームのロックバンドがブッキングされることはなく、苗場とは違った雄大な自然のロケーションにマッチするような緩やかな音楽を奏でるアクトが優先的に出演します。
その緩やかな空気が独特の意味合いを持ち、フジロックとは少し異なる朝霧JAMフォロワーを生み出しました。
日本各地の大小ローカルフェスも大まかな分類をするとフジのような指向性と朝霧の指向性に分類されているので、その影響力はとても大きいものと思われます。
朝霧JAMでとても大きな他者との差別化要因が敷地内のキャンプで調理が出来るところです。
遠くからかすかに聞こえる音楽を肴に仲間でBBQをする…フェスの良いところとアウトドアの楽しみを上手くハイブリッドさせたことが朝霧ジャムの最大の強みとなっています。
参加した人によって音楽メインにするかアウトドアを楽しむかの比重が違う自由度が高い点が朝霧の魅力となっています。
あと超個人的に魅力に思っている点なのですが、それはペット（犬だけ？）持ち込みОＫなところです。
こんな癒しが他にあるだろうか…。都会の喧騒を離れ自然を満喫して英気を養っているワンちゃんを見ているだけでこちらもマイナスイオンが体内に取り込まれていく感覚になりますねええｗ

朝霧アリーナに隣接し、朝霧JAM参加者にも開放されるふもとっぱらキャンプ場。
かつては長渕剛さんが大規模ライブを行ったり、GOOUTが主催するフェスの会場だったり、単体でもフェスが出来るほどの大規模な敷地があるのですが朝霧ではキャンプのみの運営となっておりステージを堪能するにはわざわざ移動しないとなりません…。
そりゃまったりしすぎて移動がおっくうになりますよねｗ
つい仲間内とのBBQを楽しみすぎてしまい、一体何のためにここに来たのか分からなくなりますｗ
それくらい魅力のあるロケーションなのですが、昨今ではゆるキャンの影響でますます人気スポットになってしまいました。
人気になるのはよいことですが、あまりにも人が多くなるとあのロケーションの素晴らしさが半減気味になるようで少し残念でもあります。