コロナ影響下で迎える2021年!世界の大型フェスティバルの開催はどうなる?

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2021年世界のロックフェス開催事情

2021年世界のフェス事情はどうなっている?

2020年は世界のあらゆる地域で同じ問題に揺れた1年でした。
グローバル化というなんとなく聞いたことのあるふわっとした単語を色んな意味で世界中の人々が身近に感じることになったたのではないでしょうか。
それも文字通り目に見えない形で…。感染症、ウイルス、視認出来ず感じることしか出来ない形で。
それは生活に、環境や貧富の差関係なくあらゆる形で干渉し影を落としました。
世界中で毎年当たり前のように開催されている音楽フェスティバルも例外ではありません。
日本でもフジロック、ロックインジャパン、ライジングサン等々大型フェスティバルが次々と開催を断念せざるを得ませんでした。
そしてその影響はまだまだ流動的で2021年も続いていくものと思われます。
世界の主要フェスの動きはどうなっているのでしょうか?調べてみました。

グラストンベリー

英国で開催される最も古く最も有名なフェスがグラストンベリーです。
2020年はcovid-19の感染が広がっていた3月時点で早々と開催を断念しています。
主催者(法人ではなく個人)によると2年後の2022年まで開催は無理なのではないかとの予測を立てているようです。
イギリスの場合、いち早く変異種の危険性を世界中に発信するくらい感染症の研究が進んでいるわけで、この見立てが正しいと思わざるを得ませんね…。

レディング&リーズ

英国の大型都市型フェスティバルが2都市入れ替え制で夏季に3日間行われるのがレディング&リーズフェスティバルです。
日本のサマーソニックのひな型といえば想像しやすいと思います。
2021年の開催を早々とアナウンス、出演アーティストも続々と追加発表され、主宰母体はやる気まんまん。
観客に検査を義務付けするなど対策を万全にすれば開催可能と判断しているようです。
行政からの介入が無ければそのまま開催強行するのではないでしょうか。

コーチェラ

発表されている数字が真実であるのなら世界一の感染者を出し、最も被害を被っている国が米国です。
米国で開催される大型フェスティバルといえばコーチェラですが、2021年は既に開催日時は発表されています。
ただし発表時期は前年に開催が中止されたタイミング、ここまで事態が逼迫する前でのことなので、まだまだ予断は許さないといったところでしょうか。
その後例年通りの4月から10月への半年延期になるかもしれないという噂も出ているようです。
イギリスもアメリカもワクチン接種が開始されていますが、それが効果を発揮し始めるのは2021年夏以降であるとの認識があるようで、春開催のコーチェラではまだ時期尚早なのではとの見方があるのではないでしょうか。

ロックアムリング

ドイツで開催される大型フェスがロックアムリングです。
2021年6月の開催が発表されラインナップも発表されています。
欧州各国もコロナ感染症には苦しめらていますが、ドイツは比較的感染が押さえられ初期の段階では優等生という評価でした。
しかし2020年後半になると徐々に感染拡大が深刻化し、ロックダウンに踏み切るメルケル首相の切実な演説が印象的です。
状況は切迫し、人が集まる大型イベントの開催も流動的になっているものと思われます。
各国の状況を見極めるのに国内のスポーツイベントがどのような状態なのかを見ることが判断材料になることが多いのですが、新シーズンから客入れを再開していたブンデスリーガも11月から再び無観客になってしまい、感染の広がりの影響が出てきています。
開催に前向きなのは希望の光ですが、まだまだどちらに転ぶのかは分かりませんね…。
Number55