Guns’n’Rosesはサマソニに一度参加したのみの80年代を代表する世界中で人気を博したオールドスクールのハードロックバンドです。

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ガンズンローゼズはリトマス試験紙

出演回数:1 回

  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

ガンズンローゼズが夏フェスに!?

もはやこの概念すらなんのこっちゃ?かもしれませんが、所謂セックスドラッグアンドロックンロールという70年代のロックバンドのイメージそのままにシーンに飛び出してきた80年代後半。ガンズのその旧態依然のルックスと振る舞いはその当時既に時代遅れというか旧世界の遺跡扱いで、アメリカの地下世界で既に萌芽していたハードコアな音とは乖離したものでもありました。
カリスマ性のあるボーカリストとギターヒーロー。今じゃ全く見られない形態のバンド。果たして若者が今これを見て何を思うか?
酒とクスリと女ってw
↑まあこんな程度でしょう。こういう価値観がもてはやされた時代って一体なんなんだろう?と今にして思いますね。
世代の断裂ここに極まれり、ましてやいきなり大型フェスのトリを占めてしまうわけですからね、心中お察しします。
その後90年代のグランジを経て地下で蠢いていたものが地上に発出してスタンダード化していった際にはガンズの音楽はあっという間に古臭いものとして追いやられ歴史の中に埋もれていったのでした。
まだ地下との親和性があったメタリカのサバイブ具合と比べてもその凋落ぶりは酷く、寡作なことも手伝って次第にその名前すら聞くことがなくなっていきます。
またメンバー自体もボーカル以外は早々に脱退するなどもはや名前が存続していることさえ奇跡のような感じさえ漂わせていました。
ガンズの次のアルバム名はチャイニーズデモクラシー!という情報だけが先行し、毎年忘れられたタイミングでレコーディングに入っただのもうすぐリリースなどのトピックが飛び交う程度でもはや一種の定番ネタになっていたのは忘れられない笑い話のひとつですw
本当にチャイニーズデモクラシーが発売され店頭に並んでいたときはなんともシュールな光景で夢のようでもありましたw
などと色々ありまして、彼ら(といってもほぼほぼアクセルソロの趣)が再始動し音源もリリースしサマソニに出る、しかもトリで、となるとそこそこの騒ぎになるのもまあうなづけるところ。
かつては東京ドームでライブした程度には日本国内でも大物扱いだったわけですから、フェスで見られるのはお得感があったのも事実というか。
当時青春時代だった世代はまだ40代のメインターゲット層だったこともあって彼らの参加は大成功に終わるのでありました。
まあ若者世代は置いてけぼりなんでしょうけどね~。
この辺からフェスに出るアクト群とシーンとの乖離が目立つようになってきたのではないでしょうか。
Number55