ジェームスブラウン・もはやその名前こそがジャンルといえる唯一無二の存在

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JamesBrownキングオブソウル彼こそが第一人者

出演回数:1 回

  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

ソウルサウンドとはジェームスブラウンのことである

世界中であらゆる種類のリスペクトを受ける絶対唯一のアーティストであるジェームスブラウン。
ソウルの大物という枠を飛び越えもはやジェームスブラウンという1人のカリスマなのではないでしょうか。
じみへんという語感だけで漫画のタイトルになった人もいますが、それと同じく記号、アイコン(もしかしたらマンガ的デフォルメとしても)として存在を許される唯一無二のアーティスト、長い大衆音楽の歴史の中でもそんなにいるタイプではありません。
それくらいのジャンルを超えた大物、一度は生で見ておきたかったとYouTubeを見て思いますw とにかく動きが異次元。
まるで初代タイガーマスクのようなジャッキーチェンの早回しの演武のような。
時代も被ってたのに何で見たことないのだろう後悔先に立たず…。
マイケル、プリンス、イチローとか野茂とかメッシとか…これを見ておけば後世に自慢出来る人が少なからずいますが、ジェームスブラウンも正にその一人に数えられるはずです。
パフォーマンスが歴史になるって凄いことですが、それが毎晩繰り広げられていたとかアメリカのエンタメは化け物か。
音質等60年代ともなると満足な出音ではなかったと思いますが、それでも鬼気迫る演奏とヴォーカルワーク、いつの時代に聞いても本物の息吹がそこに感じられるのはマイルスとJBくらいでしょう。

ところがサマソニでは…

その場で見ていたわけではないのですが、非常に評判が悪いw
最初はノリノリで観客も見ていたそうですが、客が投げたペットボトルが当たって怒ったJBが一時退場し、戻ってきて演奏を再開して予定時間を過ぎても演奏が終わる気配がなく…JBの後にもう1アクト控えていたからそれ目当ての観客から大ブーイングを受けようやく演奏を終了したそう。
そういえば同じソウルファンクの神様、ブーツィコリンズもフジロックで演奏終了予定時間を大幅に超えても演奏をやめず、最後はPAスタッフが電源を落としてようやく演奏が終わったという伝説がありますが、こちらはそのステージのトリだったわけで、JBの事態の異常さが分かります。
次の出番のブルースエクスプロージョンがコンパクトな楽曲が主体とはいえオオトリなのに正味40分も出番が無かったそう。
本人達は目の前で伝説のソウルショーが見られて満足だったらしいですが、トリで盛り上がりたかった観客にしてみたら…。
心中お察ししますね。
そうですが、その後も精力的に来日公演を行っています。
キレられてサマソニが最後になったわけじゃなくて本当によかったですw
Number55