ハッピーマンデーズ~英国ロック史に残るムーブメントの体現者たち

ロゴス(LOGOS)

マンチェスターからきた酔いどれダンスバンド

出演回数:3 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 3 回
マンチェスター発の音楽ムーブメント、その萌芽は80年代後半に芽生え、90年代初頭に花開きました。
象徴的な存在がストーンローゼズでありハッピーマンデーズでした。
ハッピーマンデーズは激しく燃え上がったあと1993年に一度解散しましたが、1999年に再結成を果たし早速その年にフジロック出演しました。
長く続く不況やサッチャー政権の政策などで当時のイギリスは労働者階級が不当に虐げられておりその煽りをくらったのが若者世代でした。
そういう状況からは得てして怒りや憤りを基調とした新しい芸術が生まれてくるものでありまして、マンチェスターを中心としたレイヴカルチャーなんかもその流れにあり、更にその果てに出てきたバンド群の中にハッピーマンデーズは位置づけられています。
やはり若者が鬱になるほど元気な文化国家から生まれてくるものは面白いものが多いなというのが感想で、日本では遅々として動かないような閉塞感もイギリスでは景気よく突破していて羨ましくもあります。
日本にも遅まきながらレイヴカルチャーが入ってきましたが、国内隅々まで席巻するものでもなくなんとなく一過性で収まってしまったのは、なんだかな~という感じでした当時は。
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