ノエルギャラガー~母国を巻き込むほどの兄弟喧嘩を経てソロアーティストに。その道でも大成功を収め今も精力的にライブや音源リリースを重ねています。

ロゴス(LOGOS)

Noel Gallagher’s High Flying Bird名義

出演回数:4 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 3 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

ギャラガー兄弟のお兄ちゃん

あの2人の上にもう1人お兄さんがいるのは有名な話。お母さん大変だろうなとも思うのですが、両方から慕われているいいお母さんなのもまた有名で、それなら仲を取り持てばいいのにとも思うのですがそういう干渉を受けようが埋められない溝があるのでしょう。
それにここにきてリアムもソロ活動が順調でやっと対等な立場になったのではないかと思われますね。
さて一足先にさっさとソロでの地位を着実に築き上げてきたノエルお兄ちゃんですが、やはりオアシスの楽曲の殆どを手掛けていたことですんなりソロ形態でも発揮出来ているわけで曲を作れる人が強い原理原則を改めて思う次第であります。
もちろんあのバンドではリアムの魅力を全面に出し、その貢献具合も少ないものではなかったのですがソロになってその魅力が半減するわけでもなく、ノエルが歌ってしっくりくるものをただただ作ればよいだけというシンプルさに徹底したことが成功の秘訣なのではないかと。
実際に後期オアシスと殆ど変化がないようが楽曲で占められているわけで当然ながら楽曲の強さ、クオリティは折り紙付きの高級品。
いち早く受け入れられたのは自然の流れ。バンドとは違った魅力を提示することに苦労しソロになると苦戦するアクトが多いなか、全く評価を落とすことなく、切れ目のない活動でもって継続感を演出出来たのは非常に大きいと思います。
ソロになってのフェス一発目でもトリを張れることの凄さもありますかね。フジでもサマソニでも出演するならトリでしかありえない、そこまでの高評価は日本でもイギリスでも変わらないところといえます。
考えてみれば世に出てから30年近く経っているわけでもはや大御所、信愛するジョンレノンの活動期間をあっさりと越え常にシーンの真ん中に鎮座する歴史的にも成功の部類に入るアクトのひとりであることは間違いありません。
個人的には昔から変わることなくマンチェスターシティのサポであるところに好感ですかねw
今は世界的ビッグクラブですが90年代の殆どを2部で過ごすなど苦しい期間も長くありました。
一方の対立概念であるマンチェスターユナイテッドがこの世の春を謳歌するような実績を着実に積み上げる中、2部で忘れられかけたクラブをずっと支え続けるその精神力に脱帽です。
ここ日本でもやっと3部までプロリーグが分けられて日本全国にクラブチームが存在し同じ都市に複数のクラブチームがいることも珍しくなくなりましたが、まだその都市を巻き込むようなダービーが存在するまでには成熟していないので羨ましい限りですけどね。
同格かな?と思えるのがセレッソとガンバくらいなので。
音楽もそうですが、フットボールの世界でも演者や選手だけでなく制度として欧米に追いつくのはまだまだ時間がかかりそうです。
Number55