ストーンローゼズとは90年代初頭に頭角を現した英国マンチェスター出身バンドでその後世への影響力の大きさで語られることの多いバンドのひとつです。

ロゴス(LOGOS)

世界が待ち望んでいたバンドStoneRoses

出演回数:3 回

  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回
  • ソニックマニア / SonicMania >> 1 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 1 回

突然の復活

復活が最も望まれる英国バンドでスミスと双璧を成していたのがこのストーンローゼズと言えるでしょう。
某アメリカの著名フェスはバンドの再結成に高額のオファーを出すことで有名ですが、2000年代では毎年のように名前が挙がっていたのがこの2つのバンドでした。
噂によるとギャラは億越えとか…こりゃ目が眩みますよね。
ローゼズの場合は再結成の意義の方が強いと信じたいところですが、実際にメンバーのバンド解散以降のソロ活動も順調で純粋のあの頃の続きを実現したい思いの方が強いのではと推測します。
そう邪知したくもなるくらいバンドの終焉までの過程が悲惨。ファーストからセカンドまでの期間の長さもよく取り上げられますが、あのインターバルの5年の間にどれだけのことを成し遂げることが出来たのだろうと歴史のifを言ってしまえばキリがないわけですが、実に惜しいことをしてしまいました。
それくらいシーンに登場してきた80年代末の当時マンチェスターで起こったローカルな波がいかに英国から欧州日本をも席巻したムーブメントだったかが分かるというもの。
以後10年を方向づけた重要な出来事の中心にいたのがストーンローゼズだったと言えます。
地元マンチェスターで行われたライブを目撃したギャラガー兄弟がバンドをやる!って決めた決定的な瞬間もまたローゼズのいくつかある功績の些細な一つの象徴となる出来事であったと言えるでしょう。
とまあそんな称賛の言葉がつらつら出てくる世代の自分なわけですが、毎年のように沸き起こる再結成待望論と数々の噂にいつしかもう再結成はないのではないかと落胆の毎日を過ごしていました。
同じように待望されてるマイブラは再開されたもののスミスに至ってはおそらく未来永劫叶わない夢なのではないかと…あちらのファンは可哀想を通り越していますよと。…誰かが亡くなったわけでもないのに再結成のさの字もないのは悲しみが増しますわな。
そのニュースが駆け巡ったのが2011年末。フジロックの場合ラインアップがアナウンスされるタイミングは早割チケットが締め切られた後の3月初頭なのが恒例でしたが、ローゼズとレディオヘッドの両ヘッドライナーが突如として年末に発表されたのでした。(正月でしたっけ?とにかく早割前だったのは確か)
その弊害としてこの年の早割争奪戦がえげつなかったのをよーく覚えています。寒空の中徹夜で大勢の人が渋谷で一晩を過ごすこととなりました。
もうあんな思いはしたくないw
そんな寒い思い出とセットでストーンローゼズのフジロック初参戦は成し遂げられたのでありました。
夢がひとつ叶いました。
Number55