TheXXとはプロデューサー/DJとしても名を馳せるジェイミーエックスエックスが所属しているユニットで正にドリームポップというジャンルにふさわしい音世界でもって世界中で人気を集めています。

ロゴス(LOGOS)

エックスエックス~新世代の人気ユニット

出演回数:3 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 3 回

エックスエックス?

読み方はエックスエックスでよいのでしょうか?もっと他にふさわしい読み方があるのではないかと不安になります。
近年の状況的によくある形態なのですが、バンドと呼称するのは違和感がある編成。どうしてもユニットと書いてしまいます。
もはやドラムとベースとギターとかいった基本的な要素さえ省いても問題のない時代なので違和感はないわけですが、逆にシンプルで基本に忠実な編成の方が目立つというわけの分からない現状ともいえます。
こういった活動形態に捉われないというかライブをすることが前提となる基本的姿勢の欠如というか、柔軟な姿勢とも言えるのでしょうが現代の傾向といえるのではないでしょうか。
日本国内でいうボカロPとかと同じイメージですかね。従来の活動形態がかえって足枷になっていた部分を抉り出したのかもしれません。
従来ではキワモノ扱いでライブ向きじゃない=フェス向きじゃないという評価だったこういった形態のユニットでも重要なスロットを任せられることを示したのだと思います。
その最先端にいるのがエックスエックスであるといえるでしょう。似たイメージのユニット(というかソロ)でテームインパラがいますかね。同じような位置にいると思います。
テクノロジーの進歩によりデスクトップで完結することも珍しくなくなった昨今ですが、終始大ネタ炸裂のEDМに食傷気味のシーンを背景に、ちょっとアナログ感を演出しつつ音数の少ない上品なドリームポップが出てくるのは時代の必然なのではないでしょうか。
その時代の必然ど真ん中に位置すると思いますねエックスエックスって。
そんなエックスエックスですがフジロックでは2010年レッドマーキー準トリ、2013年ホワイトステージトリ、2017年グリーンステージ準トリと順調にステップアップ。
出演する度にプレゼンスを高めていると言えます。
次はグリーンステージのトリしかありえないでしょうね。その間にサマソニを挟むのでしょうが。
合間合間には2011年と2013年にジェイミーXX名義で出演。この辺のフレキシブルさが特徴であるともいえますかね。一粒で二度おいしいというかw
呼ぶ方としてはスロットが埋められて重宝しそうな感じがします。
これからの時代のフジロックの新しい顔として長期間素晴らしい演奏をしてくれることを期待します。なかなか定まらなかった10年代を代表する音としてこれからの時代をも背負って行ってくれることでしょう。
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