フジロックの2010年が始まりました。遂にトリとしての登場となったミューズ。伝説の大ベテランバンドのロキシーミュージック、安定のマッシブアタックが3つのトリのスロットを埋めました。

ロゴス(LOGOS)

2010年、10年代の幕開けのフジロック

2010-07-30

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オールナイトフジ(オレンジコート)/AllNightFuji(OrangeCourte)

2010-07-31

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

2010-08-01

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

新時代に突入

それまでのディケイドに比べて強力なムーブメントがなくふわっとした10年が過ぎて遂に2010年、10年代へと時代は変化しました。
国内の音楽業界、政治的なことなどの社会要因を背景にロックフェスティバルが打ち出せるような強力なメッセージが薄れてきたように感じた時代だったと思います。
かつての世捨て人がふらふらと集まっているかのような背徳感が薄れ、まるでディズニーランドに行くかのようなレジャー層が大量に移入してきた錯覚を受けるようになってきました。
仕事ほっぽりだして新潟の田舎に集結して音楽を楽しんでいる緩やかな共犯関係がある意味フジロックたる所以だったように思うのですが、世に受け入れられスイーツな雑誌で特集されたり、そこに内包している怖さや危うさが上手くコーディングされていって土砂降りの雨さえも一種のお祭り要素、ゴアの雨具でスーイスイとまあなんとも間抜けな集団のようになってしまいました。
翻って見るとあんなにしんどかった道中の足元はしっかりと整備され、もはやサンダルで歩いて足に穴が開いちゃうような悪い通路はなくなってしまいました。こんな中でも自然が消えていってるわけで…まあ足が疲れなくて機動的になっていいんですけどねw
初期のいかがわしさが消えていくのは、老害の戯れといえばそれまでですが寂しさが募りますね。
実際に初期の感覚で言ってみると様々な場面で違和感があるのは否めません。
どうせならもっとドメスティックに変化していくのもアリかもしれません。
モデルとなったグラストンベリーでは音楽以外でのアートの催しの側面もあるわけで。
音楽だけがオルタナではないというところに着眼していっても良いのではと思います。
具体的にはアニメや漫画とのコラボですかね~否定的な意見も多そうですが。けいおんとかベックは丸々フジロックが出てくるわけで聖地的な展開もありですかね。
あとはもっとネットの接続環境を充実させて会場内で自由にアクトも観客も配信出来るような仕組みを作るとかいかがでしょうか。
DIYをもっと推し進めて自分で作り上げるミニマムな視点でのフェスを発信させまくるとか面白いと思いますがね。

2010年の世界情勢

えっ?チリ鉱山のあの落盤事故2010年なの?去年くらいの出来事のような気がする…。
欧州債務危機ということはギリシアのデフォルトの影響が域内全域に広がっていったのでしょう。
EUはひとつの経済圏なので一国の危機が容易に他国に広がっていきます。
まるでコロナの前哨戦のように国境を越えた影響が大陸に収まらず全世界にさざ波のように波及していくのでした。
そりゃ地続きじゃないイギリスは脱退しようと思いますわね。メリットもあるが自国だけで自由に出来ないデメリットもあるわけで、緩やかな繋がり、つかず離れずを維持したほうがやはり身動きは取りやすいのでしょうね。
日本が東アジアで目指すのはこういう方向性なのでしょう。ワクチンと同じでおっとり刀で駆けつけるくらいが日本人の気質には合っているのではないでしょうか。
Number55