2005年の朝霧JAMでは時期的に冬に向かう季節となり、過ごしやすい気温を惜しみつつもフェスを楽しむ習慣が根付いたことを実感できるものとなりました。

ロゴス(LOGOS)

朝霧ジャム…美しい日々を実感するフェスに

2005-10-01

レインボーステージ/RainbowStage

ムーンシャインステージ/MoonShineStage

2005-10-02

レインボーステージ/RainbowStage

ムーンシャインステージ/MoonShineStage

ザ朝霧な面子で盛況に

天気が良ければ終日富士山を眺めながら野外での演奏を楽しむことが出来るロケーションが売りのフェスが朝霧JAM。
となるとそのロケーションにハマるアクトがブッキングされるのも当然の流れといえるでしょう。
この2005年はその要素がより濃くなり、現代ジャムバンドの最高峰ストチーや超絶テクでゴキゲンなインストバンド、STS9など。
並びとしても楽曲やそれを実現する技量のある完璧なバンドが配置され秋の野外の雰囲気とも相まってより最高のフェス空間が現出しました。
まずロケーションありきでラインアップが固まっていく方式には肯定しかありません。
都市型は都市型の良さがありますが、やはり美しい自然の環境が日本という国の素晴らしさでもあるわけで、それを活用する野外フェスが人気を集めるのは自明の理であると思います。
またそういったところに人を集めることで自然の美しさ、ときには厳しさを改めて都会人に感じさせることがとても重要なことでもあり、フェスの効用の否定しきれない一面であるといえます。
都会の喧騒を離れ非日常の祝祭空間を週末のほんの少しの時間でも体験することは、心の健康にもとても良好な作用をもたらすのではないでしょうか。
コロナ禍でリモート環境が整い、ネット環境さえ整っていれば日本中どこでも仕事ができる状況になったことで田舎に活動拠点を移す人も多くなっていると思いますが、こうした野外フェスを経験したことがそれの一助になっているのかもしれませんね。
例のポツンと一軒家ではその山奥のポツンとしたとこでも光回線が引かれているのにはビックリしましたが、こうなるともうアマゾンの配送さえそんなに遅延しないのであれば、殆ど都会の生活と変わらない状況を再現出来ますよねえ

2005年ネット事情

2005年よりアップル社のiTunesMusicStoreがサービス開始され本格的なストリーミングでの楽曲配信の環境が整うこととなりました。
現代のようなサブスク環境が整うまではまだ時間を要するわけですが、着々とネット環境とアーティスト側の楽曲配信の関係性が変貌していくこととなりました。
プリンスのような先進的な考えを持つアーティストはいちはやくそれに対応し、円盤ではなくネット配信でリスナーに届けることに可能性を見出すことになります。
しかし…最近の中高生は着うた?なにそれ??なんでしょうねえw
そろそろ20代がジェネレーションギャップを感じる頃合いなのではないでしょうか…ざまあw
Number55