モーサムトーンベンダーは97年に結成され日本の各種フェスに引っ張りだこの日本を代表するロックバンドです。

ロゴス(LOGOS)

モーサムトーンベンダー熱き音世界

出演回数:24 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 7 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 5 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 5 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 5 回
  • 朝霧JAM / AsagiriJam >> 1 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

比類なきロックバンド

結成は1997年。そう日本で久しく途絶えていた大型野外ロックフェスが開催されたまさにその年に結成されました。
というのも(本人がMCで話していましたがw)それまでに活動していたバンドを辞めようとしていたけど天神山のフジロックに参加してみたら再度バンドをしっかりやりたくなって結成したのがこのモーサムトーンベンダーであるということです。
つまりフェスの申し子、落とし子なわけです。この話を聞いて俄然興味が出てきました。
結成以後精力的に活動してきた彼らですが、2001年には結成4年で早くもフジロックのステージに登場。まさに最短距離で上り詰めたといっても過言ではないでしょう。
そんなモーサムですが、そのひりひりするようなざらついた音の世界でもって聴衆をノックアウトし、フジロックにおける日本のロックバンドの代表格としてゼロ年代の日本のシーンを引っ張る存在にまで成長しました。
目標がしっかり見えていてそこに向かってブレずに前進している感を半端なく感じます。
フジロックがきっかけなんて嬉しい限り。それだけで開催した意義がより深まるというものですね。
実際にレッドマーキー、ホワイトステージ、グリーンステージと徐々に演奏するステージも拡大し、あらゆるスロットで演奏し続けました。
活動を少しセーブし始めた昨今でもいきなり予告なくフジロックの前夜祭にシークレットで登場したりと親和性の高さがうかがえるます。
1997年の嵐のフジロックに参加した人はあのとんでもない経験で人生観を変えるほどの経験値を得たわけですが、それの証左としてモーサムが存在していること、これ以上のものはありません。
あの雨、滝行と同じ効果だったんですねw
実際あの阿鼻叫喚のステージ前が人生で最大の危機だったような気もしますが、なにか霊的な磁場があったようにも思えます。
あの場にいた空気を形にしたのがモーサムの音世界なのかもしれません。何か通じるものがあるような気もします。
フェスに行ったことがあり、バンドをやったことがあるなら、会場でバンドやりてえなあ~となるのはあるあるなのですが、実際に行動を起こすとなるとまた別なのでその行動力には尊敬の念を禁じえません。
過去の先人たちが脈々と紡いできた日本のロックの系譜をしっかりと受け継ぐモーサムトーンベンダーですが、その結成の一端に第一回フジロックが関わりその会場の空気の醸成に自分が一役買っていたと僭越ながら自負しているわけですが、自らと地続きの「日本のロックバンド」が現存することに何故かとても誇らしく思えるのは気のせい?w
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