ビョークとは日本のロックフェスでメインを張る女性ソロアーティストの草分け的存在で出演回数もメインではトップに位置します。

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森の中から妖精が?ビョークの幻想的なライブでフェスを彩る

出演回数:4 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 4 回

ダンサーインザフォレスト

ビョークがフジロックに初めて出たのは豊洲開催の1998年。都市開催で埋立地に降臨した彼女もそれはそれで幻想的、というかサイバー感がマシマシでしたが、夜の苗場で見る彼女の異質な巫女感もまた印象的なライブとなりました。
豊洲では眼前に見えるレインボーブリッジを見て「Beautiful~」と呟いたのが印象的ですが、どこで見ようがあの強烈なキャラクターは揺るぎようがないのは承知の上。
実際に都市でと自然の中で、と相反するロケーションで目撃して比較してみると改めてその強固なパーソナリティが認識されました。
「ロック」フェスの顔となるメインステージのトリを張ることに必要な資質を女性ソロの立場で確立したベンチマークたる存在であることは間違いありませんね。
さて苗場でのビョークですが…森から飛び出てきた妖精が歌ってるのかとw
きっと森の奥に潜んでいた何かしら霊的なものが、何が起きてるんだろ?って覗き見していたことと思います。
そんな雰囲気は確実にありましたね。
苗場での2回目の出演のときはちょうど映画ダンサーインザダーク公開後の最も状況的にホットな時期であったので、フジロック初の一日券売り切れの金字塔が打ち立てられました。
当日はステージが遠巻きに見れる国道に入場券を確保出来なかった人達が集っていたとのことです。
この出来事が呼び水となって、日本にフェスが根付くムーブメントが定着したのではないかと振り返って思います。

女性ソロアクト考察

その後、フジロックではシーア、サマソニではリアーナやビヨンセがソロアクトとしてトリを務めました。
数少ないようですが、女性ソロともなると人気が出過ぎていてなかなかブッキング出来ないというのもある意味真実なのではないかと思います。
マドンナやレディーガガ(人気爆発前にサマソニに出てますが)が今ブッキング出来るなら大きな話題になることは間違いありません。
フジロックでもロードが次出るようならトリ待遇だよね、という感じですが、一方日本人でそういう存在がいるのかというと…。
ロックインジャパンではmiwaやきゃりーぱみゅぱみゅ、YUKI等、数多くのソロアクトがトリを務めていてこの辺はさすがと言わざるを得ませんね。
フジロックやサマソニで日本アーティストで可能性あるとしたら、格的にも知名度や音楽性鑑みても椎名林檎か宇多田ヒカルでしょうね。実現するでしょうか?実現してほしい。
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