すっかり夏フェスの王座に鎮座したフジロックでまたも金字塔が!国内初の一日券のチケットが全部捌ける快挙に湧きました。

ロゴス(LOGOS)

あんな広い会場のフジロックで売り切れ!?

2003-07-25

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オレンジコート/OrangeCourte

オールナイトフジ(オレンジコート)/AllNightFuji(OrangeCourte)

2003-07-26

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

2003-07-27

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オレンジコート/OrangeCourte

ビョーク人気の凄まじさ

元々洋楽括りの女性ソロアクトとしてはトップの人気と集客を誇っていたビョークですが、どう考えてもその難解な音楽性が邦楽を聞きなれた層に届くわけもなくその人気が波及する範囲は狭いものだったはずなのですが…。
まさかの一般層にも届く人気を獲得。
その主たる原因とは、映画ダンサーインザダークの主演を熱演して強烈なインパクトを残したからなのでした。
映画で披露される音楽は多少分かりやすいものではありましたが、それでもあの救いようもない物語と無邪気に歌う姿とのギャップにやられていわゆる普段は月9を見ているようなスイーツ層(偏見でサーセンw)に刺さってしまい、この2003年の苗場にもとてつもない影響を与えてしまいました。
フェス慣れしてねーな?という客が、いたかどうかははっきり覚えていませんがえげつない人がいたことは記憶にはっきり刻まれています。
苗場でぎゅうぎゅうだったのはこの2003年のビョークと苗場で2度目のレッチリとレディオヘッド初登場の3日がてっぺんだったと思います。
なんせグリーンステージだけで数万、多分マックス4万くらいは想定しているはずですが後方まで身動きとれないほどになるのは経験のないことで、ビョークだけでここまでの集客を達成するとは夢にも思わない出来事でした。
だからといってストーンズやポールが来たとしてもここまでのことにはならないのではないかと思われ。
そういう意味では人気が高まっていて、アーティスト的な評価も本人のパフォーマンスの熟練度とか色々な要素を鑑みてもばっちりのタイミングでの来日となりました。
元々そんなに頻繁に来日する人でもなく、そこまで大きな会場で演奏する格のアーティストでもないので。
それでもあの森に囲まれたステージに登場した彼女のハマり具合といったらそれは筆舌しがたいオーラを纏っていました。
まさにフェスマジックと呼ぶにふさわしい光景がそこにはありました。

オレンジコート始動

2003年のフジロックより最奥の場所にもうひとつステージが新設されました。
それがオレンジコートで、元々サッカー場だったらしく苗場では珍しい全面砂地の森を拓いた敷地に設置されました。
砂地ではあるものの雨が降ったら悲惨で(w)、水はけの悪さも手伝って湿地帯のようになってしまう場所でもありました。
一応きちんと音楽性のコンセプトがしっかりしているステージでもあり、メインストリームで聞かれるような音を好まない層に人気のスポットにもなりました。
ヘブンもそういった傾向がありますが、こうした奥地を好む層のことを総称して奥地厨と呼ばれるとか呼ばれないとか…w
フジロックの醍醐味のひとつ、日本の偏った洋楽雑誌には掲載されないような世界各地の優れた音楽に触れることが出来る場としてオレンジコートは確たる存在感を刻むのでした。
Number55