Strokesはゼロ年代に巻き起こった古臭き良き時代のガレージロックリバイバルの時流に乗り一躍アメリカを代表するバンドにまでのし上がりました。

ロゴス(LOGOS)

スタイリッシュさにも注目!なストロークス

出演回数:4 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 2 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回

ニューヨークで結成されました

メンバーの出自を調べてみるとどうも上流階級の富裕層出身なようで、音のザラザラ感とは異質のスマートなスタイリッシュさがどことなく漂っていて、それがストロークスらしさを演出してることに一役買っているように思います。
そのデビューは鮮烈でここ極東の島国にもゼロ年代に遂にアメリカに現れたゲームチェンジャー足りうるバンドとして期待を一身に受けました。
同時多発的に出てきたホワイトストライプスなどと共に懐古的な60年代リバイバル(ニューヨークなのでベルベッツなどと比較されがち)の旗手として以後数年間に輩出したロックバンドに多大な影響を与えました。
ガレージ~な流れは英国にも波及し(おそらく日本にも)22-20sやリバティーンズなどひとつの塊として時代を創ることとなりました。
おそらく数十年後にこのころ若者だったおっさんのCDリストを漁った子供たちによって再度評価されるという未来が、見える見えるぞ私にも。
こういった実に分かりやすい流れと的確なレッテルの貼り方によって記憶されることとなった初期ストロークスですが、当然のように元々の体質が優れているので普通に狭いカテゴリから食み出していき、独自の評価を得るようになります。
同時に徐々に大物ロックバンド然としてきたのは言うまでもありません。別に悪いことではない。元々そんな狭い世界で完結するようなスケールのバンドでは無かったわけですから。
そのバンドとしての創作意欲は旺盛で3年スパンくらいできちんとアルバムを出していくことで定まった評価が出来やすくもあるんですよね。
思えばロックらしいロックバンドの最終形態だったのではないかとさえ思います。彼ら以降時代を作るような「ロックバンド」は現出していません。
日本のフェスに登場した回数は今のところ3回。うち2回(2006年フジロックと2011年サマソニ)でメインステージのトリを務めています。
いつぞやのデビュー直後もサマソニにブッキングされましたが直前キャンセルされたのち、2003年のサマソニでメインステージの準トリとしてレディオヘッドの前で演奏を繰り広げました。
そういえばフジロックのトリとして発表された際には朝のワイドショーで紹介されるなど破格の扱いをされた記憶があります。
ロックバンドという括りでいうと今のところ最後の打ち上げ花火だったような気もしますね。新しい世代の台頭を願います。
もう10年以上経ってますから。
Number55