2007年の朝霧ジャムが7度目の開催となり、このころには場内駐車券は先行の段階でないと確保出来ないくらいの争奪戦になるほどの人気フェスに成長しました。

ロゴス(LOGOS)

静岡県の朝霧アリーナで開催される朝霧ジャム

2007-10-06

レインボーステージ/RainbowStage

ムーンシャインステージ/MoonShineStage

2007-10-07

レインボーステージ/RainbowStage

ムーンシャインステージ/MoonShineStage

君は富士宮やきそばを食べたか?

朝霧ジャムに参加した人なら真っ先に思い出すこのフェスの想い出は、朝イチの富士山のご来光とラジオ体操、そして地元の幸を楽しめるフード達なのではないかと力説したいところです。
誰もが一躍B級グルメとして有名となった富士宮やきそばを食したのではないでしょうか。
その他地元の牛さんから取れた牛乳、その牛乳から作ったシチューなどなど。
キャンプインフェスということもあり、客によっては仲間と食材を大量に持ち込みBBQにいそしんでいるわけですが(ライブも見ずにねw)それでもその年で一度は食べると思われます。
こんなことからもうかがい知れると思いますが、とにかく緩い、昨今流行りの言葉で置き換えるならゆるフェスの代名詞といってもよいのではないかと。
4大国内フェスと比べると明らかに違う方向性を目指しているのが分かります。
より環境が大事ということがひしひしと伝わってきます。ある意味どんな面子でも信頼されてることの裏返しなのではないかと。
しかしながら冷静に考えてですね、この2007年の面子からして…どうやったら集客出来るんだよと思われても仕方のない一般層には全く響かないであろう渋すぎる面子。
どうですかこのJ-POP大好き~な層を初めから受け付けない悪意ある面子w
ある意味そこに存在意義があるようにも思える選民思想溢れるフェスという一面がそこにあるのではないでしょうかね。
いやほんと10年以上経ってますけど、これでよくフェスが存続出来ているなと後世の人は不思議がることでしょうw
とはいえ20年代に突入してもしっかりと開催されているわけで(コロナで中止になりましたが)ある意味信用と信頼のフェスの権化のようなアンタッチャブルな存在になりつつあるように思います。

せっかくなのでB級グルメ考察

調べてみたところ、富士宮やきそばがB-1グランプリなるB級グルメの日本一を決める大会で立ち上げから2連覇しているようです。
ということはつまるところB級グルメを広めた象徴的存在なのでしょう。
確かに一番に思いつくのは富士宮やきそばですね。もはや全国的といってもいいでしょう。
時系列でいうと最初の大会が2006年、つまりこの2007年の朝霧ジャムでは王者としての凱旋だったのですね…。知らなかったw
B級グルメとして有名になる前から朝霧でもフジロックでも出店していて何度か食しているのでとても身近な存在なわけですが、そんなローカルヒーローが日本一になるなんて、ちょっと感慨深いものがありますね。
正味な話、こういうトレンドみたいになってしまうと雨後の筍のようにB級グルメが登場してくるのでやっぱり最初のインパクトはどうしても越えられないのであります。
街おこしには最適なのでしょうが、いま優勝してもあまり旨味が無さそうなのは秘密の話。
Number55