ソニックマニア2004が第1回目の開催となりました。開催概要も会場もサマソニと同じ形態にして始まりにして安心感が醸成された中での開催となりました。

ロゴス(LOGOS)

ソニックマニア(Sonicmania)が真冬の2月に開催

2004-01-31

メインステージ/MainStage

2004-02-01

メインステージ/MainStage

冬フェスにも進出!

夏フェスが隆盛となってきた頃、秋フェスの朝霧JAM、年末のカウントダウンフェス、春にも日本各地で中規模のフェスが開催されるようになるなど日本の環境でも一年中フェスが開催されるフェス銀座の様相を呈してきました。
そんな中ぽっかり空いた時期の2月真冬に新たなフェスが始動することに。
サマソニ運営が仕掛けたソニックマニアがこの2004年に始動することに。
運営形態は安定の東京大阪同時開催、2日間で面子入れ替え制、東京会場は幕張メッセ、大阪会場はインテックス大阪とサマソニから野外会場を除いた規模での安定開催となりました。
とはいえ両会場とも屋内会場としては国内最大級の規模であり、各種イベントやコンサートでもある程度以上の一握りの人気バンドやイベントでないと使えないような規模での会場なので大きさという点では必要充分といえます。
一発目の開催ということでとりあえずはお試しとばかりにひとつのステージしか設置されませんでしたが、この規模のイベントとしては垂涎ものの面子を揃え、さすがの運営となった記憶がありますね。
トリは日本のフェス初登場のブライアンセッツァーと2度目の登場となったKORN。
それをランシドとエバネッセンスが脇を固める盤石の布陣。
全24アクト中日本のフェス初登場組は12組と半分がフレッシュな顔ぶれとなりました。
まだまだフェス黎明期でもありいくつかのベテランバンドがフェスに登場してくる流れが既に出来つつあった時期ではないかと推測できます。
前述のブライアンセッツァーに加え特筆すべきはバックヤードベイビーズ、ジーザスジョーンズのベテランバンド、そして日本を代表するメタルバンドのラウドネスが遂にロックフェスに!
世が世なら(80年代)日本のロックフェスのオオトリは彼らしかいない時代がありました、というレベルの超大物バンドですが…その功績は若い世代に引き継がれることもなく当時をリアタイで経験していた世代としては申し訳ない思いでいっぱいですが…(泣)
メタルというジャンルの難しさもありますが、彼ら先駆者へのリスペクトは誰もが持つべきだと思いますね。
フェスの隆盛とともに評価をあげる新人バンドがいる反面ベテランバンドの中には状況的に損をしているバンド達というのが日本国内には沢山います。
こんな状況を変えるためにもベテラン達には臆せずにこういったある意味真剣勝負の場に姿を見せてほしい思いがあるんですよ。
Number55