ソニックマニア2005は前年と同じワンステージ制で冬フェスとして2月の開催のままでした。この形態はこの2回目で打ち止めとなりました。

ロゴス(LOGOS)

Sonicmania通称ソニマニ2度目の開催2005

2005-02-05

メインステージ/MainStage

2005-02-06

メインステージ/MainStage

ここで計画は頓挫

結論からいうと洋楽絡みの冬フェスはこの年で打ち止めとなってしまいました…。
その要因は…やはり夏の布陣と比べて小粒感が否めないからでしょうか。ローカルな視点ですが。
冬だけに国内集客が厳しいとか?そういえば2月は昔から興行での集客が難しいと言われていましたね。
受験の時期だから?寒いから?おっと二八なんて言葉があるんですね。
七三の類義語かと思ってましたw
売り上げが落ちるのはクリスマス~正月などの年末イベントが続く時期から一段落するからという分析があります。
そう考えると年末年始イベントの一環として溶け込んでしまったカウントダウンフェスには最初から勝利の方程式があったことになります。
しかしながら年末に欧米のアクトを呼ぶのは現実的ではないのが現状で(かつては洋楽主体のカウントダウンイベントがありましたが)そこに合わせて開催を目指すのは現実的ではありません。
興行的な目線でもう少し考察してみると相対的にアジアの存在感が欧米アクトにとってさほど重要ではなくなってきたことも要因なのか。
はたまたやはり北半球の冬期間はじっくり地元圏のツアーに重点を置いているからなのか。
いずれにせよこの流れがここで頓挫してしまったのは残念でなりません。
一度流れが途絶えてしまうとゲームチェンジャーのような変化がない限り復活は難しいですから。
ソニックマニアの名称は今後違う形で復活するのですが、冬時期にぽっかりとフェスがないのは勿体ないような気もします。
面子としては何故か日本の夏フェスにはブッキングされることのないマリリンマンソン(サマソニ前身イベントには出ていましたが)とグッドシャーロットがトリを務め、目玉なアクトとしてはほぼほぼガンズンローゼズの大物バンド、VelvetRevolver(V多いなw)を初招聘し話題となりました、が全体的に既視感のある面子となってしまいました。
洋楽アクトは2回目にしてブッキングが難航したことが容易に想像できます。
その他トピックとしてはアジカンがセカンドスロットに配置されるなど、彼らが勢いのあった時期であった証明であると言えます。
こういった配置には賛否あるものですが、日本のバンドが存在感を示すのはとてもいい傾向であると思いますし、それにふさわしいバンドであることは間違いがありません。
正に新世代のバンド、簡単に日本のアーティストが越えられなかったハードルを越えていくのが痛快でもありますね。
Number55