夏フェス業界に殴り込みをかけたウドーミュージックフェスティバル2005。新機軸フェスの行方はどうなるのか?

ロゴス(LOGOS)

2005.UdoMusicFestivalがロックオデッセイの後継フェスとしてスタート

2006-07-22

モビリタステージ-ウドーミュージックフェスティバル/MobiritaStage-UdoMusicFestival

スクウェアステージ-ウドーミュージックフェスティバル/SquireStage-UdoMusicFestival

ワープドステージ-ウドーミュージックフェスティバル/WarpedStage-UdoMusicFestival

MTVステージ-ウドーミュージックフェスティバル/MTVStage-UdoMusicFestival

2006-07-23

モビリタステージ-ウドーミュージックフェスティバル/MobiritaStage-UdoMusicFestival

スクウェアステージ-ウドーミュージックフェスティバル/SquireStage-UdoMusicFestival

ワープドステージ-ウドーミュージックフェスティバル/WarpedStage-UdoMusicFestival

MTVステージ-ウドーミュージックフェスティバル/MTVStage-UdoMusicFestival

継続してほしかった…

前年に意気揚々と立ち上がったウドー系夏フェスですが、2005年にして最後の開催となりました。
その要因はいろいろあるのでしょうが、面子的には素晴らしいアクトが揃いステージも4つに増え場所の富士スピードウェイと他フェスと遜色のないものになりました。
招聘会社としての実績と信頼は揺るがないものがありますし、マイナス要因は殆ど見えません。
それでも集客に苦労したのは何故なのでしょう。
いや今になって冷静に考えてみると全く分かりませんw
そりゃキスとサンタナですからね…オルタナ以降の流れからは外れたものであるのは間違いないですが、それはそれで別の層に希求することは可能だったはず。
それでも無理矢理ひねり出すのならばフジロックと日程的に近すぎたのではと。フジと別の層の客を集めたいのなら東京近県とはいえ東京近郊とも言えないような場所で開催したこともマイナス要因となったのかもしれません。
初年度の大阪ドームみたいなアクセスもよく快適な会場でないとダメな層だったのだと思います。
とにかく面子は隙のないものだっただけに他のフェスとの差別化も成功していたわけで、先行の2つにプレッシャーをかける存在として必要不可欠であっただけに本当に残念でなりません。
続けていればイーグルスやクラプトン、ポールマッカートニーなどの超大物がフェス価格で見られたかもしれないのに…。
欧米でもこういった高齢層をターゲットとしたフェスがいくつかあってひとつの流れとして存在していたのですが、そこに割って入れなかったことが本当に勿体ない。
オルタナ以降のメジャーなんだかインディーなんだかはっきりしない中途半端なアクトは排除し、国内で人気のアクトやK-POP、アイドルに特化したステージなどとことん既存フェスとの差別化を図っていく戦略でいけば…変に既存フェスに寄ることなく独自の道をつき進んでいくことが重要だったのではと思います。
さらに野外に拘らず屋内会場にして開催時期をずらし秋や春に開催していればワンチャン軌道に乗ったのではないかと。
2005年辺りはフェスが一般に認知されていた頃だったので、その流れに乗っかっていくには適切な時期でしたが、ネット配信などが優勢になりCDが売れなくなってきた世相を背景に音楽業界が激動の流れに巻き込まれていく難しい時代でもありました。
2005年といえば年末にAKBが結成され、業界の雰囲気を一変させたわけですがその流れが確定してから計画を練り直せば新たな展開が見えてきて第三軸の生き残り方策が見えてきていたはず。 そこをうまく乗り切れなかっただけなので、諦めず今からも挑戦してほしいなあ。もう心折れてしまったのでしょうが。
Number55