SpecialOthers~日本を代表するジャムバンド。夏フェスで聞くにはこういう音じゃなくちゃのど真ん中を行くバンドとして認知されています。

ロゴス(LOGOS)

スペシャルアザースとグッドミュージック

出演回数:41 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 12 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 9 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 7 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 6 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 3 回
  • 朝霧JAM / AsagiriJam >> 3 回
  • ウドー主催フェスティバル / UdoOrganizedFestival >> 1 回

聞いてるだけで夏フェスの風景が…

会場で何度も見ているからでしょうか…スペアザを部屋で流していると一瞬でフィールドオブヘブンに連れていかれますw
それは人によっては朝霧ジャムの昼間だったりひたちなかの海からの風に吹かれながらのレイクステージだったり、北海道の雄大な景色だったりするかもしれませんが、とにかく風景と紐づけられえた記憶の一部であるということなのでしょう。
まず「日本のジャムバンド」という表記だけで眩いくらいの感じがします。日本の音楽文化がここまで進化したことへの感慨深さ幸せな気分と同価値なのであります。
その気分ど真ん中にいるのもまたスペアザなのかもしれませんね。
結成から10年でのメジャーデビューという経歴を見ると大分苦労したような歴史があるようですが、そりゃこの日本では根付くまでに大変であろう音楽性では仕方のないこと。
北米では人気のあるこのスタイルも日本のバンド文化の中では割と異端。ひとむかし前だとフュージョンの言葉で片づけられていたはずですが、そこは細分化しているデリケートな部分でもありまして、いわゆるロックバンドが主体の日本のシーンではなかなか受け入れられなかったスタイルだったのではないでしょうか。
折しも90年代後半に始まった日本の大型フェスがその流れを変え、苗場初年度のフィッシュ3連発でジャムバンドへの認知度は各段に上がりました。
その流れに乗ってスペアザがシーンに急浮上してきたのも自然のことと言えます。
主要フェスに登場し始めた2005年以降は毎年のように様々なフェスで演奏し地道に評価を上げてきました。
フェスで演奏する機会が格段に増えた00年代の上昇気流でもっとも恩恵を受けたバンドではないかと思います。なんせ先述のとおり野外会場との親和性の高さは抜群ですから、ひとめ見たら忘れられない音世界なのでロケーションとセットで記憶の一部に残ってしまうのです。
なんちゅう武器を持っているのだろう。ある意味ストロングスタイルの体現者であるといえます。
カウントダウンフェスにも朝霧ジャムにもハマる稀有なバンドの秘密はこういうところにあるのではないでしょうか。
内訳を見てみるとバランス良く各フェスに呼ばれていて、メインステージでがっつりと目に触れるような場所ではなくとも脇を固めるのがこういう良質なバンドであることで層の厚さを演出するにはずっぱまりのアクトであるといえます。
それでいて話題が話題を呼び集客もなかなか。どこで見ても人を集めているイメージしかありません。
やっぱフェスに行ったら浴びたいのはこういった音だよねとしか。
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