コールドプレイ~00年代最大の成功を収めたモンスターバンド

ロゴス(LOGOS)

Coldplayになりたくてもなれません

出演回数:5 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 3 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回

シンプルな進行と音の配置で激ムズ!コールドプレイ

出てきた当初はレディオヘッドフォロワーの凡百なバンドのひとつと思われていたようですが、あっという間に本家とは違うモンスタースタジアムロック系のバンドとして大成功を収めました。
なんといってもシンプルながらも大袈裟かつツボをつき心を鷲掴みにする音作り、特にアルバム単位の評価よりもより個別の楽曲を重視し、すべてが印象的なシングルカット曲でその地位を確立しました。
ここ極東の島国で世界の音楽シーンからはかけ離れた場所でも何曲かは浸透している楽曲があるというのがとてもすごいことだと思います。
その浸透具合は下手したらマイケルジャクソン以来のことなのかもしれませんね。
日本のフェスにはデビューし立ての頃からラインナップに名を連ねました。
サマソニでの朝一の出番から始まりフジとサマソニのどちらでもトリを務めたことがあります。
90年代以前が主流である日本のフェス事情において比較的若手のイメージがある00年代近辺デビュー組ではいくつかしかいないアクトのひとつとなっています。
もちろんそれは世界でも同じことで欧米北米南米、おそらく中国やアフリカでもフェスがあったとしてブッキングされるならトリ以外考えられないバンドであり、コールドプレイがいるなら他のトリクラスのバンドはブッキングしなくていいとも言えるでしょう。
Kポップ以外の昨今の外タレ(死語!)では殆ど無理な東京ドームで演れる規模の大物アクトなのであります。

難易度高いのね

音はいたってシンプル。音使いもオーソドックス。進行も分かりやすく割りと平坦な楽曲世界。

難しいんですよねこういうの。

誰でも出来る、着地点が見えてる、だけど、じゃあコールドプレイの曲カバーしてみようよ!のなんと難しいことか。
誰かが評してましたがコールドプレイはクリスマーティンの声だから成立しているのであって、他の誰かが歌っても全然いい曲じゃない、と。
つまりどんな環境で誰が歌っても名曲と称されるような曲ではないのだと。
これがコールドプレイの本質をよく表しているのではないでしょうか。
つまりあの4人じゃないとコールドプレイにはならない、曲が完成しない、むしろ個人個人のパーソナリティに甘えた楽曲達なのだということです。
おそらく数十年後にコールドプレイの楽曲がカバーされることはほぼないのではないかと思います。
この辺はクイーンなんかと構造的に似通ってますよね。
イングランド特融のものなのでしょうか。こういう微妙なメンバー間の化学変化で成り立っているバンドってUK界隈では過去でも現在でもよく思いつく存在だよなと感じます。
ちらほら思い浮かびますよね…あとU2と被るんですよねえ個人的には
Number55