ライジングサン2022が2018年以来の2日間完全体で行いました。ステージを4つまで絞ることで濃縮されたラインアップとなりました。

ロゴス(LOGOS)

2022年(令和4年)まだ影響が残る中北海道にロックフェス帰還

2022-08-12

サンステージ/SunStage

アースステージ/EarthStage

ヒュッゲステージ/HyggeStage

2022-08-13

サンステージ/SunStage

アースステージ/EarthStage

ヒュッゲステージ/HyggeStage

まずは開催にこぎつけることが大事

パンデミック前最後の開催となった2019年は台風の影響で初日が中止となったため、全行程2日間をやり遂げることが出来たのは実に2018年以来となりました。
4大フェスの中でも最も待たされたフェスといっていいでしょう。
しかも感染状況が悪化しやすい観光地を多く抱える北海道地域の特殊性もあって、ここまでこぎつけるのには並大抵の努力がないとなかなか難しいのではないかと推測されます。
参加される観客も殆どが道外からである以上、リスクが高くなってしまうのは致し方ないところ。そこは社会的に許容されつつある感染症であったり政府お墨付きでの無制限の行動抑制施策などの要因を積み上げて既成事実化していくしか道はないのではないでしょうか。
それには前年のフジロックやスパソニの開催実績、プロ野球やJリーグでの観客数制限の撤廃など段階を踏んだ地道な努力の結果であるといえます。
矢面に立ってくれたこれらの先駆者達が切り開いた地平を進むだけのこと。いつまでも自粛していたら経済なんて回りませんからね。
運営目線で言えば無事開催にまで辿り着いたわけですが、出演者の直前でのキャンセルなど他のどのフェスでも影響は大きく、全くの無傷で終えるフェスはひとつもありませんでした。しかもメインどころがキャンセルとなると痛いところですよね…。
ライジングサンでもKingGnu、Vaundy、Bishと立て続けに(他フェスでもラインアップされてましたが)キャンセルとなることに。
Bishなんて今年限りの解散を発表しているわけで見納めの機会さえ奪われてしまいました。
しかしながら代わりに名を連ねた主要フェス初出演となった、いやこれはこれで勿体ないというか、藤井風という強力な助っ人が登場。
突然のことで彼目当ての観客はほとんど参加出来なかったかもしれませんが、各種SNSでは大評判で伝説のステージとなった模様。
幸いにもストリーミング配信されていたので深夜にかなりの人が目撃した衝撃の瞬間となりました。
即興性の高いソロのステージングでしたからその場の空気をかなり意識した特別な内容となり、これは既に高かった彼の名声をさらに高め他のフェスでも見たいと思わせる素晴らしいものとなったようです。
寝てしまってチェックしなかったことを後悔してますね個人的にはw
2022年はどのフェスもハイライトとなるような瞬間がありましたが、その中でもこの藤井風という新風が吹かせた風は今後の日本のフェスの方向性をも変えてしまうような、そんなインパクトがあったのではないでしょうか。
Number55