ピロウズは海外でも評価を受ける日本のロックバンドで30年を越えるキャリアを誇り、その表現活動への意欲は衰えることを見せずますます活発化しています。

ロゴス(LOGOS)

pillows~長期に渡る活動の軌跡

出演回数:18 回

  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 14 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 4 回

出演フェスはライジングサンとサマソニのみ

ここまで出演フェスが偏っているのも珍しい。ボーカルの山中さんが北海道出身ということもあり、ライジングサンに思い入れがあるようなのは理解できますが、どっちかというと偏るのならばライジングサンとフジロック、ロックインジャパンとサマソニに分けられそうな雰囲気がしますが、ピロウズの場合ライジングサンとサマソニのみというなかなか珍しい組み合わせ。
この辺りにバンドの美学の秘密が隠れているのだろうか。思えば90年代からその名を轟かせていたピロウズですが、前身バンドもそこそこの知名度を誇りそれの延長線上にいたバンドのイメージが強く、そのキャリア全般であまり波のない活動を続けていたというのが彼らに抱く印象なのでありました。
メンバー脱退の影響などもありレコ社の移籍なども重なっての活動休止期間等々、その間の安定期に入るまでの道のりは同時期のエレカシとの共通点も多く、ファンも結構被っているような気がします。自分の周りでは、ですね。
さてピロウズといえばライジングサンと形容されるほど出演履歴がダントツ多いわけですが、現状最初の出演が2000年、ライジングサン2度目の開催のときですね。まだ2つしかないステージのメインステージでポリシックスとDMBQに挟まれての出演となりました。
そして最新の出演は2019年。常にピロウズを迎えての開催を行っていたことがここからも伺えます。
2009年はメインステージの最後を飾るライジングサンでは夜明けの最もエモくなっている瞬間での出番となりました。
このスロットを任せられることはやはり信頼の現れと思われ、この一点をもってしてライジングサンの象徴的バンドと言えるでしょう。
ライジングサンでは13度の出演を誇るピロウズですが、色々なステージを渡り歩く風でもなくそのうち7度がアーステントという固定ぶり。
おそらくセカンドステージできっちりと締めるイメージが定着しているものと思われます。信頼の証ですね。
サマソニでも何度も邦楽系ステージでのトリを務めるなど、よりマスを目指すフェスでの重要なピースとなっていたことは言うまでもないでしょう。
日本のアクトは東京会場か大阪会場のどちらかのみの出演も多いサマソニですが、東京大阪同時出演の機会も多く、こちらの運営からも期待と信頼を勝ち取っていることはこういうとこからも伺えます。
しかしながらフジロックはともかく、カウントダウン含めロックインジャパンに出ていないのは意外なわけですが、あっ調べてみたらあまりタッチしてはいけないようでして…。
ここはこういうことが結構頻繁にあるんですよねゴニョゴニョ…ゴホンゴホン
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