フランツフェルディナンドは00年代デビューとキャリアが浅い時期ながらもトリを務めたことがあり非常に影響力の高いバンドです

ロゴス(LOGOS)

FranzFerdinand~トリ実績充分なBAND

出演回数:6 回

  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 4 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回

ファーディナンド?

世界史習った人あるある~♪外人さんの名前、教科書によって表記が違う~♪
欧州においておそらくどの国の歴史の教科書に必ず出てくるであろう人物、それが第一次大戦を結果として引き起こす事件に巻き込まれたのがオーストリア皇太子のフランツフェルディナンド公なわけですが、その名を冠したバンドがこのフランツフェルディナンドです。
ここ日本においてもまずフジロックのメインステージでニューカマーの有望株としてブッキングされ2度目のフェス出演でトリに抜擢されるくらい評価の高いバンドです。
ゼロ年代に新たな潮流を作ろうとする意図がそこに感じられ、一方の雄サマソニではアークティックモンキーズがその役割を演じました。
結果としてその後の売り上げや来日公演の動員に大幅に結びつくことはありませんでしたが、このタイミングでそういう抜擢をしないと先細りになるのは目に見えていて、いつまでも90年代以前のアクトに頼り続けるわけにもいきませんわね。
対局を見据えた英断だったと思います。
実際アクモンと違ってフランツの中の人はそれなりにキャリアもあり年齢も落ち着いているのでその大任にも関わらず、見事にその大役を果たしました。
楽曲的なキラキラ感もあるし、奏でられるのは名曲だらけ。抜擢イメージによって多少はマイナスな部分も目立ってしまいましたが、元々音楽的にも時流に乗っている感があまりなくて独自の音世界を持っているのでブレることなく活動していると思います。
そういった次元を超えるバンドの先駆者でもあるスパークスとコラボツアーしているのもそれの象徴のように感じます。
そういえば…マンチェスターユナイテッドのディフェンダーに同一スペルのRioFerdinandがいましたが、読みはファーディナンドなんですよね。
割とサッカー雑誌もそれぞれ独自の読み方をさせますが(ソルスキアルとスールシャールとかスーケルとシュケルとかね)、リオがフェルディナンド読みなのは聞いたことありません。
オーストラリアが英語圏じゃないから発音優先ということなのか…それなら英国産バンドのフランツが何故フェルディナンドなのか…気になって夜も眠れないw
とはいえ大学受験で世界史専攻してた人間としてはこういった失礼ながらもマイナーな世界史用語が有名になるのは嬉しい限り。
思いつく限りそういったケースは割とレアケースで、国内においてはローザルクセンブルクとか、911以降よく聞かれるようになったジハードとか、それ高校のときから知ってたで!ワードが表に出るくすぐったさね。
ましてそんな意味も解らないような言葉がフェスで飛び交うのは結構痛快かもですわ。
Number55