2014年のフジロックの集客が思ったより不調だったことにより翌年よりの変革が加速することとなりました。洋楽フェスの曲がり角をフジロックはどう乗り切るのか?

ロゴス(LOGOS)

2014年が従来のフジロックのピリオドに

2014-07-25

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オールナイトフジ(オレンジコート)/AllNightFuji(OrangeCourte)

2014-07-26

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

2014-07-27

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オレンジコート/OrangeCourte

2014年という年を覚えておきまっしょい

翌2015年のラインアップを眺めてみて明らかに前年と違う兆候が見え始めることとなりました。 従来型のフジロックにも徐々に変革の波が押しかけていることをひしひしと感じる年となりました。
というのも中日の重要なトリスロットに配置されたのは当時欧米では抜群の人気と売り上げを誇り、日本ではそれとは乖離していたとしても海外で受けてるモノは全て受け入れる体質の日ノ本リスナーであればそこそこ賑わってくれるであろう読みが外れたからに他なりません。
演奏自体も良かったし例えるならマムフォードアンドサンズみたいな分かりにくさもなく、そこまで日本で受け入れられない音楽性ではないはずのアーケイドファイアで思ったような成果が出なかったのは誤算だったはず。
もうこのポジションにいるアクトをここに配置することがリスキーになってきたフェーズになっていることを実感しました。
従来の国内シーンからは距離を置いたフジロック独自の試みでは太刀打ち出来ない時期に突入していることは明白なのでありました。
今後はそこに留意しつつ洋楽フェスの牙城はなんとかスペースを確保するような采配にならないと…奥歯に物が挟まったような書き方ですがw
要するに日本国内の人気をある程度配慮しつつ洋楽アクトを配置する現実的な方向に舵を切らざるを得ないのですわ。
オルタナだけでは飯が食えない時代に突入したということなのでしょう。思ったより続きましたがね。
しかしながらそのオルタナ基調についていけない若い世代がいるのも事実。さらに若い世代を取り込まないとジリ貧なのもまた事実。
こういうところで分断を煽るのもなんのこっちゃ状態ではあります。粛々と変えるべきところは変えていかないとなりません。
4大フェスの中でいち早くオルタナ性を薄めたロックインジャパンが集客力ではトップなのがその証拠なのではないでしょうか。
個人的には全くアリです。国内シーンを見てみると面白い音楽をやってる人は動画系だったりアニソンだったりアイドルだったり、より従来のロックシーンの文脈とはかけ離れた人達なのですから。
生演奏に拘らないとか(下手したら生歌でもないですがw)やわらかい発想で音楽を再構築する人達をフジのレギュレーションで見てみたいというのが本音です。
まあ翌2015年より少しづつシフトチェンジが進むこととなります。客の入れ替わりを促すこととなりますが暖かく、生暖かく見守りたいと思いますね。
Number55