2009FujiRockFestivalが13回目の開催!長らくフェスの顔だった清志郎の逝去から立ち直り新たな道へと進む気概を見せつけるフェスとなりました。

ロゴス(LOGOS)

フジロック2009は新たなフェーズへ

2009-07-24

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オールナイトフジ(オレンジコート)/AllNightFuji(OrangeCourte)

2009-07-25

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

2009-07-26

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オレンジコート/OrangeCourte

悲しみを乗り越えて

前年の開催直前に急遽キャンセルしてしまった清志郎ですが、2009年5月に急逝。その喪失感がフェスを襲いますが立ち止まってはいられません。
それでもショウは続く…2009年フジロックに課せられた責務として新たなフェスを見せなくてはならなかったと思います。
次の10年に向けての過渡期となった2009年のフジロックですが、清志郎とともに初期のフジロックを支えたともいえる存在の英国バンド、オアシスがこの2009年のステージをもって日本でのライブは最後となり解散をしてしまったのも象徴的な出来事でありました。
いわゆる90年代的なものが過去の遺物になりかけてきたこの時期、サマソニも含め急ピッチで劇的に変わることが出来なくてもマイナーチェンジをし続けなければ生き残っていけないフェースに差しかかっていたといえます。
常に同じところにいて時代と心中するのか、新たなトレンドを、例えそれが過去に作り上げたフェスのポリシーにそぐわなくても取り入れるべきなのか。
当時ユーザーには見えにくかった問題として各フェスとも難しい選択を迫られているのがこの2009年ころのフェスを取り巻く環境であったと思います。
過去の10年、フェス創世記に象徴のような存在だった2組に頼ることが出来なくなった先に一体何が待ち受けているのか。
2020年代になっても解消しきれていない問題がそこに横たわっています。
個人的にはフェスは観客とともに、観客もフェスとともに年老いて先細っていくのは後世に伝えていくべき素晴らしい文化を途絶えさせてしまう、非常によろしくない結果になると思います。これは避けたいところ。
10年かけて出来あがった伝統や運営フォームなんて一旦壊して若い世代に任せて変容されてもよいのではと思います。
それに文句を言うのははっきり言って筋違いですわね。
そこで参考になるのが別枠で考察しましたが、少し先をいっているJリーグであったり同時期にジャンルとして固まっていったハロプロだったりするのかもしれません。
ヒントは日本各地にあるといっていいでしょう。

2009年の世界情勢

約10年前のこの時期に新型インフルが小規模な山となって人類を襲いました。
直近ではスペイン風邪が100年ほど前に全世界規模で流行したわけですが、そのころとは医療の進歩、情報伝達の速度が段違いで現在なら大流行は防げるのではないかという驕りが、COVIDの大惨事を招いたと言えるでしょう。
どんなに科学が発展していてもどこかに見落としがあるというのが人類社会の限界であるとも言えるでしょう。
隠したくても隠せない情報統制が効かない時代、為政者にとって都合が悪いことも即座にオープンになる時代。
逆にそういうもんだと割り切ったところから突破口が開けるのではないか。時代はそういうフェーズになってきていると思います。
Number55