フジロックブランドで乗り切った2004年の集客とブッキング。トリで予定していた大物の出演キャンセルによってフェス史上最大のピンチに見舞われました。

ロゴス(LOGOS)

フジロック2004・夏フェスが定着した実感

2004-07-30

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オールナイトフジ(オレンジコート)/AllNightFuji(OrangeCourte)

2004-07-31

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

オレンジコート/OrangeCourte

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

2004-08-01

グリーンステージ/GreenStage

ホワイトステージ/WhiteStage

レッドマーキー/RedMarquee

レッドマーキー(深夜帯)/RedMarquee(Midnight)

フィールドオブヘブン/FieldOfHeaven

ルーキーアゴーゴー/RookieAGoGo

オレンジコート/OrangeCourte

00年代組が主流に

トリが超ベテランルーリード、4回目の登場となるケミカルブラザーズ、モリッシーの直前キャンセルで急遽繰り上げとなったホワイトストライプスの3組で賄われました。
直前となったモリッシーの突然のキャンセルも00年代の世界的アンセムとなったSeven Nation Armyを引っ提げて2度目の登場となったホワイトストライプスが見事に埋め、次世代のアクトがフェスの顔になる時代が近づいてきていると実感することが出来たエポック的な出来事となりました。
00年代も半ばに差しかかりここ数年にシーンに登場したアクトがフェスにおいて次々と重要な位置を占めるようになってきました。
既にホワイトストライプス、ジェット、フランツフェルディナンドがメインステージで重要なポジションで登場し、ジミーイートワールド、ヤーヤーヤーズ、キラーズ、キーン、スノウパトロールなどその後に世界的にも人気となり世界中の各フェスでトリになるようなアクトも多数登場しました。
数年後にこうやって見渡してみて凄い面子だったんだな!行ってみたかったとなるのもフェスの醍醐味なのではないでしょうか。
サマソニにも顕著なことですが、まだこの位置に配置するようなレベルだったんだなと当時の状況が分かるところが面白いポイントだなと思います。

2004年の世界情勢

フェスと同じく想定外の事態が相次ぐ年となった2004年、米国の同時多発テロから3年後の世界。
両者の武装面での彼我の差を考えたら圧倒的に米軍有利でありながら正に水面下で蠢くテロ組織の利点を活かした戦略によりまだ決着が付けられていませんでした。
普通に考えて米国を敵に回して数年も持ちこたえるなんて誰も想定していなかったのではないでしょうか。
このころから米国の世界的プレゼンスが相対的に低下していることが現実に露わになってきていました。
そんなある意味予想を覆す国際情勢の象徴なのかは分かりませんがボストンレッドソックスがワールドチャンピオンになるなどイレギュラーな出来事(失礼w)が続きます。
スマトラでの地震で津波被害が拡大し史上最大級の死者行方不明者を出すなど自然災害の分野でも想定外の出来事が起きました。
数年前から顕在化してきた温暖化の問題が一気に噴出し、ハリケーン被害が各所で頻発するようになりました。
京都議定書から7年が経過し、なかなか二酸化炭素削減の目標に近づかない各国の対応に危機感が募ってきたのがこの時代であるといえます。
そういえば俳優のオーランドブルームが何故かフジロックに登場し温暖化政策を加速させるようにアピールしたのはこの頃でしたね。
前夜祭で徘徊していたらしく会場が騒然としていました。
ロードオブザリングの1作目の公開が2001年ですから彼の絶頂期ですかね。そんなときにハリウッドスターが日本の田舎まで足を運ぶなんて…フジロックの偉大さが見に染みますw
Number55