イエローモンキー!90年代の日本を象徴する、史上最も人気とセールスを誇りお茶の間に届いた大型スケールのロックバンド。

ロゴス(LOGOS)

イエローモンキーのようなロックバンドが売れることの意味

出演回数:5 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 2 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 1 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 1 回

初年度のフジロックとイエモン

レイジとレッチリに挟まれてプレッシャーがないわけがない…心中お察しします!
それはまだロックフェスに慣れていないオーディエンスの振る舞いも含めて苦い記憶として存在しています。
あの雨の中ずっと最前でフーファイターズとレイジですからね…スタッフも女の子たちが潰れないかヒヤヒヤしていたことでしょう。
そんなことも含めただただ辛い役目を彼らに押し付けてしまった象徴的な出来事のようにも今なら思えます。
翌年の万全のコンディションで颯爽と演奏してその日の瞬間最大風速をもたらしたミッシェルガンエレファントが、あのステージ以降に更に飛躍していったこととは対照的であり、ババ引いちゃったバンドになってしまったという感想は否めません。
それが原因かは分からないですが、解散しちゃいましたしね…その後のソロプロジェクト関係や満を持しての再結成もフジロックとは関わりを持とうとしてくれません。
初年度のケリをつけていないのはグリーンデイだけではなくイエモンもカウントしようと思います。
勝手にですけどw

売れに売れたロックバンド

売れちゃ悪いか!
個人的にはこういった荒い質感のロックバンドがミリオン売れちゃうことの凄さはとてつもないことであり、今後このようなことはないんじゃないかと思ったりします。
世界的に典型的なロックバンドは縮小傾向ですしね。古臭さの象徴だったりするので。
さてイエモンですが、結成は80年代後半ですが90年代半ばに特に媚を売るような音楽性の変化をすることなく、等身大のロックバンドとして尋常じゃなく売れたり、イエモンというワードだけで市民権を得たのは、その後の日本音楽シーンの変化を促す大きなトピックとして記憶しています。
とはいえそれはとても小さな変化であったと思います。日本社会はバブル以降の失われた20年で社会格差が広がったように音楽を志向する青年は減り、車やバイクみたいな趣味に費やす時間も減り、ただただ幅を利かせる老人に搾取される時代となりました。
音楽を深化させる若い担い手がいなくなったように感じます。まるで職人の世界w
ハウエバーしかしながら、また生演奏の魔術に回帰する時代がくるような気もしますね。
今は簡単にパソコンでちょちょいのちょいと音楽を生み出せてしまいますが、やはり人が演奏する揺らぎに勝るものはありません。
昔は沢山いたただただ暴れたいだけのお客さんはライブハウスにいなくなり地下アイドルに流れていますが、早いうちに帰っておいでw
Number55