新設ステージに新規を集め
この2016年より新設されたステージに新進気鋭のアクトを多く集めフレッシュ感を演出することに。ここから数年後にメインステージにまで上り詰めるようなアクトを沢山確保しておきたいところです。実際にそういうアクトを今までも数組出してきていますからね。
それの継続がフェスをより盛り上げ、ひいては音楽業界全体の底上げになること、更には音楽に自己表現を捧げる若者が増えることを期待します。
まだまだネット発のボカロPや踊ってみた歌ってみた系からはそこまでブッキングされていないのでその界隈との接近がこれから予想されるところです。というかそこにある金脈をしっかりと拾い上げることが重要ではないでしょうか。
米津玄師がとっかかりとして最適というか、もはや日本全体を見渡しても最も才能溢れるアーティストとして認識されている現状を見るにネットを主戦場としたアクトをフェスの場に引っ張り出すことの重要さはこれからのフェス現場を占うのに重要なピースのひとつになるのはもはや明白。
まずロックインジャパンがやるべきこと、このフェスでしか出来ないこと、その期待に応えてきたからこその現在位置なのであります。
そんな新規アクトに目を配りつつ今後への種まきを行っているわけですが、ロックインジャパンフェスティバルでは既存アクトの掘り起こしにも貪欲で、この2016年では中島美嘉、いきものがかり、スカイハイなどのビッグネームを新たにフェスの場に引きずり込むことに成功しました。
まだまだこの辺の掘り起こしにはお宝の山がザクザクとあるわけで、アクト側にもメリットが大きいのなら積極的に活用していく方が良いと思いますね。
その他大ベテランかつフェス向きなはずなのにフェスに出ていなかった人間椅子や、以後大物へと道を歩むであろうヤバTや岡崎体育藤原さくらなど数年後に大きなトピックとなるような動きも見逃せません。
全ライブアクト196組中34アクトが初登場。実に全体の17%を占めることになります。
これからもこの割合を維持しつつ今後に繋げる動きをどんどん加速させてほしいですね。
2016年の国内事情
マイナンバーが運用開始された2016年。ここでしっかりと浸透させなかったことがコロナ禍で浮彫になったのは記憶に新しいところ。
毎年のように起こる大規模自然災害はこの年は熊本地震といえるでしょうか。
ポケモンGOやシンゴジラ、ピコ太郎などの流行の文字列を見るにつけ、えっ?去年じゃんと思ってしまうのはお約束。
何か政治的な大きな動きもなく、特に特色のない年になってしまいました。