2回目開催の朝霧JAM。じわじわ世間に浸透してきた自然を求めるライフスタイルに合致しそのコンセプチュアルなスタイルで支持を集めることになりました。

ロゴス(LOGOS)

2002年開催の朝霧JAMは2回目にしてより多くの信頼を勝ち取る

2002-09-28

レインボーステージ/RainbowStage

ムーンシャインステージ/MoonShineStage

2002-09-29

レインボーステージ/RainbowStage

オーガニックなフェスとして

遥か昔よりベジタリアンという言葉はありましたが、2002年辺りになるとより深化した自然を愛好する人達がクローズアップされるようになった時代だと記憶します。
それはオーガニックな食材とか、より完全な菜食主義のビーガンとかいった言葉によって更に認知されるようになりました。
街角でもオーガニックな食べ物やさんとかが増えて、オシャレさんが食いついてましたよね。
そんな流れに合致したフェスもローカルで増えているように感じます。多分相性がいいのでしょうね。
フェスとなると脂ぎったカロリー高めの飯も多いのですが、そんな中に野菜があったりするとつい目がいきがちに。
さすがにフジのような下界と切り離された環境だと3日も似たような食べ物ばかりだと野菜を欲するようになります…それが歳を取るということなのでしょうが。
朝霧JAMにはそんなオーガニックな雰囲気との親和性が高い運営を行っているように見えます。
元々山の中でより有機的な食物に囲まれているような環境。朝霧で開催するということは自然とそんな方面に引き付けられるのでしょう。
なんせ朝は富士山のご来光を拝んだあとで皆でラジオ体操ですからね。
健康第一!の掛け声が無為にならない素敵な場のオーラで満ち溢れています。ああ馴染めないw

2002年ネット事情

フェスが隆盛になることと生活の中でのネット環境の充実の関係性は非常に重要な要素であると思います。
フェスに行ってみたいけど、どんな装備を整えればいいのか…キャンプするには最低限どんなギアが必要なのか等々。
ネットで得られる情報は私たちのライフスタイルにとても大きな位置を占めているといっても過言ではありません。
2002年辺りの事情ともなると常時接続環境がかなり安価にプライベートネットワークにも反映されつつあった時代でありました。
更にSNSが市民権を得つつある時代、個人での情報発信に革命が起きつつある時代でもありました。
当時のニュースを見てみるとまだADSLが主ではありましたが、このころのスピードなら殆どのページはADSLくらいの速度が出ているなら問題なくほぼストレスなしで見られていました。
まだ光回線は不安定で高価でもあり、まだストリーミングで動画を見るようなサービスは一般的ではなかった時代でもありMP3程度の軽いファイルならADSLで充分な時代でもありました。
今と比べたら牧歌的な時代でもありましたが、それでも現代に繋がるサービスが水面下で練られている面白い時期ではあったのではないでしょうか。
Number55