ボラ&オリエンタルマシーンは前段階のバンドではドラマーだった中心メンバーがフロントマンとして結成した日本のロックバンド。フェス出演歴も豊富で二桁弱出演を越える段階です。

ロゴス(LOGOS)

Vola&TheOrientalMachine~ドラムスティックを持ち替え

出演回数:9 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 4 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 2 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 1 回

ドラマーからフロントマンへ

2002年に活動を休止した人気バンドのナンバーガールのドラマーが次の活動の舞台として選んだのが自らが中心となって2005年に結成されたボラ&オリエンタルマシーンです。
ドラマーからフロントマンへの転身は海外では珍しいことではないですが、日本国内ではあまりない事例なのでこの転身にはかなり印象深いものが当時からありました。
しかしそこはヒト時代を築いたバンドの中心にいた人物、本来の音楽性をきちんと発展させシーンの中でも独自の居場所を形成させることに成功したと思います。
このナンバーガールというバンドはそれぞれが独り立ち可能なほどの才気に溢れていたことは今現在でも当時の音源が異彩を放っていることからも伺えるとおりで、再結成が熱狂を持って迎えられたこともそれの証左であると言えるでしょう。
当時の空気を知っている者からしたらとても心地よい80sニューウェーブと90年代以降のザラついたロックの融合は独特の世界観を持っていておっさんには耳馴染みの良さと若者には新しく響く音楽として機能しているように思います。
2005年からの活動開始後は主要フェス常連となりゼロ年代後半には常連と呼ばれる頻度での登場となりました。
主要フェス初登場となった2005年暮れのカウントダウンジャパンでは3つあるステージの3番目のステージにスタートから2番目で登場しました。
アロウズとデトロイト7という実に当時らしいメンツに囲まれての演奏となりました。
翌年のロックインジャパンフェスでは最終日サウンドオブフォレストの準々トリに配置。ピーズとユイの間に入れて潤滑油の役割を…果たしたのかしら?w
2008年にはサマソニに初登場。東京と大阪両方のステージに名を連ねました。邦楽アクトは東京のみか大阪のみが多いケースなのに両方にブッキングされる強者ぶり。
同年のライジングサンにも初登場を果たします。
こちらも所謂正統派のロックバンドは少ないステージで異彩を放つことなく溶け込んでいるように字面だけでも感じさせます。
押尾コータロー、ゴンチチ、元ちとせ、クレケン、トリがいとうせいこうですから、普通のロックバンドでは霞んでしまいますわねw
このラインアップからもこのバンドの評価が窺い知れるように感じます。
2009年のサマソニではミッドナイトの時間帯に配置されたことからもそれが分かると思います。
ブレイク前夜のレディーガガが出演したソニックステージで深夜帯のトップバッターを務めることに。幅広い音楽性がこの場所を射止めたのは言うまでもありません。
Number55