冬の風物詩へ
ここに目をつけたのがさすがと言うべきか、ターゲットが国内アクトだけなのでブッキングにある程度の目途があらかじめ立っていて正直あまり代わり映えしない面子でも変化を嫌う国民性が幸いし安定と信頼へとつながる好循環。
フェス=見本市の本質を見透かしたような采配、いい意味でよくそこに気付いたなというのが正直な心境であります。
この数年後には春フェスのジャパンジャム夏と冬、さらには春と3シーズンの短いスパンでそれぞれに目立つ特徴がなくとも集客出来る黄金ローテーションが組みあがったといってもいいでしょう。
フェスに出ることを逆算して楽曲を作ったり、もっと遡ってフェス映えするようにバンドを組むような世代がチラホラと現役世代になっていた時期なので、この流れはさらに加速することに。
フェスに出て評価をあげ単独の集客に繋げる非常に美しい流れが出来上がりつつありました。
この流れにいまいち乗り切れなかったロック黎明期~90年代前半組でしたが、満を持してフェスに乗り出してくる筋道もなんとなく出来つつあり、この2007年末のカウントダウンフェスでは知名度は抜群のブリリアントグリーン、伝説のフォークロックシンガー岡林信康氏が驚きの出馬というかなり大きめのトピックがありました。
なんだかんだ言って日本はこういった伝説アクトの宝庫ですから、これからもこの流れが続くことが望まれます。
若い世代への啓蒙がひとつの裏テーマでもあると思うので。生き残ってきた人には生き残っていた人なりの理由がそこにありますから。
それを目撃して若者が何を思い、後世に伝えていくか。それが現役のおじさんの役目なのですから頑張らないとなりませんなあ。
大阪と同時開催
大阪でも規模は小さいもののカウントダウンフェスを前年より開催することとなり、この流れは3年続きました。
現在は開催していないのが残念ではありますが…。
3年とも安定して5万近くの集客があったのですが、年末だけに経費がかかるからですかねえ。
大阪会場は安定のインテックス大阪。年末にあんな寒い空っ風が吹く埋立地には行きたくないのか…。あ、あの辺人住んでるか失礼。
それとも大阪人の気質にも関係することなのか…。年末は出かけるもんじゃねえ家にいないとならんぜみたいな風習なのか。
あでも大阪ドームでジャニーズのカウントダウンやってるから関係ないかw
とにかく根付かなかったのは何かしら理由があるのでしょうね。