h3>ビヨンセの大物感は異常
紛うことなく大物なんですけどねビヨンセ。
記念すべき10回目の開催を機として3日開催の領域に足を踏み入れたサマソニとなりました。
2日開催と違って単純な入れ替えが成立するわけではないので、東京の金曜の塊としてのラインアップが大阪では日曜になったりと特殊なスケジューリングとなりましたので注意が必要でした。
アクトによっては金曜と日曜の演奏になるので中日が休日となるので連日演奏がきつい人達にとっては(そんな人はそうそういないですが)余裕を持ってフェスに望める優しい日程になっていたと思われます。
嘘か真か、というより当時は公然の秘密扱いだったような気がしますがビョークをどうしても出したかった末に編み出した秘策が3日開催だったということです。
ビョークはスタンスとして連日のライブはやらないということは公言していたのでそのためのフォーメーションとして金曜と日曜の出番を用意してオファーしたものの、彼女がサマソニに出ることはありませんでした。
代わりといっては失礼ですが、サマソニ史上初の女性ソロアクトがトリを務めることに。誰もが知る超大物ビヨンセは代役というには余りある役というかなんというか。
普通に単独をやっても3日共通券より高いチケットが売れるレベルなので、この値段で見られるのは超お得と言わざるを得ませんね最早。
それはリンキンパークやBzが同時に見られることもそうなのですが、このお得感がフェスの醍醐味であるとも言えます。
とはいえ日本ではお盆休み直前の金曜がそうそう休めるものでもなく、金曜の集客はサマソニにしては苦戦していたようです。
この試みが成功していれば翌年も3日開催を継続していたのでしょうが、メンツの厚みの問題もあり残念ながら3日開催はこの2009年で打ち止めとなってしまいました。
日程の問題はこのお盆休みとの絡み、国内大型フェスとの日程被りの絡み、海外大型フェスとの日程被りで出演アクト確保の絡み、更にはロッテの主催試合の絡みなど、サマソニには考慮しなければならないしがらみが多くて10年目にして一定の課題が浮彫りになってきて今後どう方向性が変化するのか、注目どころだと思います。
2009年の洋楽事情
レディガガとテイラースウィフトが売れに売れまくった2009年。
ひっそりとこの年のサマソニにブッキングされましたが(既にバカ売れしてましたけど)そこまで話題にならなかった記憶が。
今にして考えるとこのスロットで見られるのは奇跡的ではありました。
新人アクトがシーンに出てきて、しかも今後数年影響を与え続けることになるエポックメイキングな年となりました。
年間トップはブラックアイドピーズだったり、超ロングヒットとなったジェイソンムラーズのI’mYoursなど印象的なヒット曲が多いのがこの2009年の特徴となりました。