首都圏中心部からのアクセスも良く大型の会場を複数確保出来る、これがサマソニの便利さをアピールするにはとても大事な要素だと考えられていますが、初年度に開催された山梨の富士急はアクセスの面で少し劣る場所だったことは否めません。
こういった会場を確保することが２年目以降の成功を収めるにはとても大事な指標でありこれを探し出すことが大命題でした。
おそらく東京はもちろん神奈川、千葉で会場探しを幅広い視点で行っていたと思われます。東京ならフジが開催した豊洲やお台場あたり、神奈川なら川崎や横浜の海岸沿いの地区は候補だったことでしょう。
その中から幕張を選んだのはベストチョイスだったと思います。メッセと千葉マリンスタジアムは直近とはいえ多少は歩くことになりますが、ロッテマリーンズや幕張メッセでの大型イベントの日程さえ折り合えばスタジアムライブと日頃から大物洋楽アクトでのライブで慣れ親しんでいる屋内大型会場の２つを同時に抑えられるメリットはとても大きいと言わざるを得ません。
そして近接して半端ない台数を収容できる駐車場があることもとても大きいファクターとなりました。
この辺は普段から国際会議場的な使われ方をする場所であることから併設されているものであり、逆にいうと普段使いでは持て余すくらいの広さの駐車場がガラーンとしているとてもシュールな場所でもあるのですがｗ
それでもプロ野球チームが本拠地としている球場の周りに大きな駐車スペースがある場所はMLBなら分かりますが、日本だと千葉が最も大規模に設置されています。
ちなみにこの大型駐車場、数年前にGLAYが数万人を集めた超大規模ライブを開催した会場としても有名ですね。
フジロックでも駐車場の確保が開催地選定にとても大きな影響を与えましたが、お台場地域やみなとみらい地域の貧弱な駐車場事情と比べても、とてつもなく大きなメリットといえます。
まあメッセの音響には目を瞑らないとなりませんがねｗ

年間チャートを眺めてみると国内国外ともに女性R&Bソロアーティストが上位に名を連ねる年でありました。
国内ならミーシャや宇多田ヒカル、国外ならアリシアキーズ、クリスティーナアギレラ、カイリーミノーグなどなど。
こういった傾向でもロックフェスはまだ擦り寄るわけでもなく、割とロック寄りに拘ったラインアップであった時代といえます。
2001年で忘れてはならない出来事はもちろん、アメリカでの大規模なテロですが、当時の感覚として日本においてはロックフェスが定着を見せいちロックファンとしては未来に希望を見いだせた幸せな時間を過ごしていたはずですが…それに水を差すような不幸な時代の足跡が聞こえてきた瞬間だったように記憶しています。
サマソニ開催から1か月も経っていませんし、北米のアーティストに与える影響の大きさも容易に想像出来ました。
個人的には、あのニューヨークの映像を眺めながらいの一番に感じたことは、こんな報復を受けるような仕打ちを、どんだけアメリカはやってきたんだという事でした。
いくら信念のために命をなげうつことを厭わない人達とはいえ、あそこまでのことをさせるくらい酷いことをいかにアメリカがやってきたかの証明があの所業に繋がったのだと一番に思ってしまいました。逆にね。