2010年11度目の開催を迎えた夏フェスの王者サマーソニック。トリはヒップホップ界の大物JAY-ZとファンクやR&Bのジャンルを飛び越えた大物のスティービーワンダー。

ロゴス(LOGOS)

サマソニがいつもの2日開催に戻す

2010-08-07

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ミッドナイトソニック(東京)/MidnightSonic(Tokyo)

アーバン/ダンスステージ/Urban/DanceStage

ミッドナイトダンス/MidnightDance

ビーチステージ/BeachStage

オーシャンステージ/OceanStage

アイランドステージ/IslandStage

パークステージ/ParkStage

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

スカイステージ/SkyStage

ダンスステージ(大阪)/DanceStage(Osaka)

2010-08-08

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ダンスステージ(東京)/DanceStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

パークステージ/ParkStage

オーシャンステージ/OceanStage

アイランドステージ/IslandStage

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

スカイステージ/SkyStage

ダンスステージ(大阪)/DanceStage(Osaka)

角度の違う大物揃え

前年のビヨンセに続く北米シーンのど真ん中を往くJAY-Zをトリに迎え国内トレンドとはしっかりと距離を置いたサマソニの2010年の開催概要。
3日開催は早々に断念して従来通り安定の土日2日2か所同時開催に戻すことになりました。
各ステージで特色をきちんと出して固めるそつの無さは健在で洋楽ファンの心をしっかり掴んで離さない姿勢はさすがと言わざるを得ません。
片方で今を見せてもう片方の日でレジェンド級のアクトを配置することでバランスを取る采配は唸りますね。
実力派のベテランバンドだったり活きのいい新人アクトを取り揃えることだったりサマソニといえばこれ!という仕掛けがふんだんに散らされていて音楽ファンが楽しめる2日間となりました。
国内事情によりどことなく暗い10年代の幕開けとなった日本において数少ない明るい光でもって社会を照らしていたのではないでしょうか。
フジロックもそうですが、このサマソニも昔と変わらぬ姿で初期衝動を貫いている姿勢は、聴衆に勇気と生きる活力をもたらす一種の清涼剤のように感じられるものなのです。
もちろん多少のマイナーチェンジはありますが、洋楽市場の急激な縮小で苦しい国内情勢ではありますが若者の希望と中年のレジャーとして(w)今後もより一層お世話になりますw さて前年より充実しだした深夜のアクトとステージですが、更に充実したこの2010年でしっかりと効果を見極めることが出来たのでしょう。
翌年より別イベントとして独立。かつて冬に存在したソニックマニアの名称を冠して復活することになります。
別イベントなので料金も別なのはご愛敬…でいいのかな?ぶっちゃけ寝苦しい夜が続く8月の首都圏であのヒンヤリとする幕張会場のそこそこ綺麗な床で夜を過ごすのは結構快感ではあったのですが、それがなくなって入れ替え制で別料金がかかるのはちょっと改悪と言えるかもしれませんね。
まあちょっと移動して宿をとるのが常套手段なのですが。(幕張近辺はレジャー値段でバカ高いんですがねトホホ)
その雛形としての深夜帯のアクトの充実はこの2010年の裏テーマであったように思います。
深夜帯をどう過ごすかはフジロックと比べて薄めだったサマソニなのでこういった充実具合は大歓迎なのであります。

2010年の洋楽事情

ケイティペリーが記録的売り上げをあげた2010年ですが、トップ10の殆どが日本に来た事あるっけなあああ?なアクトばかりになってきました。
もはや単独でも日本は採算が取れない市場になってきて乖離が進んできたということだと思います。
例えば20位以内に颯爽と登場してきたブルーノマーズなわけですが、とびきりの才能とステージングで10年代を代表するアクトなわけですがギャラが高いのかアジアを重視してないのかは分かりませんが日本でブレイクする雰囲気さえ無いのが悲しい現状を表していると思います。
この目立ってきた北米との乖離が今後の10年、日本の洋楽フェスを苦しめることになるのです。
Number55