Sakanactionは少し不思議な響きを持つ日本語の単語であるサカナを冠し、そのイメージまんまの王道とは少し違った新世代の音世界を持つニッポンを代表するバンドです。

ロゴス(LOGOS)

サカナクションが紡ぐ新世界

出演回数:30 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 10 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 6 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 6 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 5 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 2 回
  • ソニックマニア / SonicMania >> 1 回

年々存在感を増し着実にステップアップ!

結成は2005年とありますが中の人の音楽活動自体はそれより前から精力的にやっていたようで翌2006年には地元ライジングサンに出演したことも納得です。
既に結成当初から注目が集まり、その期待にも負けない音像を提示し続けてきたからこその今なのでしょう。
実際に当時をリアタイで生きた人間からみてもいきなりシーンに登場して瞬く間にトップランナーへと成長を遂げたシンデレラのようなバンドのイメージしかないです。
先述のライジングサンに出たのも地元での活動が運営の目にとまりオーディション形式の出演枠を勝ち取ったことが始まり。
それをきっかけに翌年にはメジャーデビューすることとなったのでした。
今でこそ音楽シーンのど真ん中に鎮座し引っ張る存在となっているサカナクションなわけですが、活動開始当初から既にその意識は高いようで各種インタビューを読んでも常に全体を意識しゼロ年代からの10年を鋭く抉り出す楽曲やライブを数多くこなしてきました。
日本のカルチャー全体をけん引する存在として彼らは独特のポジションを構築しているのです。
音の好みのみでやいのやいの洋楽ファンには疎まれる存在となってしまう損な役割なわけですが、そういう確固とした信念を持つ表現者がいることがどれだけ日本のカルチャーシーンを救ってきたか、今一度正当な評価をしないとなりませんね、そう思います。
さて若手バンドに門戸を開放するライジングスターの一発目で栄光を勝ち取りライジングサン5番目のステージのトップバッターで夏フェスのキャリアをスタートさせたサカナクションですが、翌2007年には大阪オンリーの出演ではありますがサマソニのサードステージであるソニックステージのオープニングアクトとして出演を果たします。
このサマソニにおけるセカンドかサードステージのトップバッターは割と重要なポジションで有望な邦楽新人バンドの登竜門的な扱いをされています。
そこに配置されることで注目度はガンと上りスターへの道を歩み始めるきっかけとなることが多いように感じます。
この日のステージはペットショップボーイズやコーネリアスなどが出演しある意味音楽的なスタンスが似通ったバンド達との相乗効果で物凄くメッセージ色の強いステージ効果を発揮しました。
年末のカウントダウンを経て翌2008年にはサマソニに本格出演を果たします。
東京はソニックステージのオープニングに配置、大阪は邦楽ステージの4番目のスロットになり着実にステップアップしてきました。
同年のライジングサンにはセカンドステージの準々トリで演奏し北海道におけるプレゼンスの高さを示しました。
2009年にはロックインジャパンフェスティバルに出演。三番目のステージであるサウンドオブフォレストのトリにまで上り詰めることに。
その後何度目かのフェス出演を経て2012年にはフジロックのホワイトステージに準トリとして初登場を果たします。
13年のロックインジャパンでは堂々のグラスステージトリを務めその日の顔の役割を果たすバンドとして存在感を世に示しました。
18年にはフジロックメインステージのスロットを占め名実共に日本を代表するロックバンドとしての地位を得ることとなりました。
10年代中盤になるともはや彼ら以上の存在を見つけること自体難しい圧倒的存在になったのでした。
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