横山健とは不世出のバンドを経てソロ活動を開始した日本を代表するパンク系ギタリストのひとり。ハイスタの方向性を踏襲しつつ独自の切り口でソロとして評価を得ています。

ロゴス(LOGOS)

横山健~ソロシンガーとしてソロギタリストとして

出演回数:14 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 4 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 4 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 3 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 2 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

パンクロッカーの第一人者

売上だけでみたら(状況を考えるとハイスタの売上も異常なほど売れてますが)90年代の日本においてハイスタより売れているバンドはそこそこいますが、その後の影響や彼ら以前以後の変化を考慮すると日本で最もシーンの変革を促したバンドの最高峰であり、その中核で最も貢献したのが横山健さんと言えます。
あのクレイジーケンバンドの横山剣さんと同姓同名、どちらもケンさんというややこしさw
同時期に2人の天才がいたことに歴史のあやを感じざるを得ません。
80年代半ばに勃興したインディーレーベルの流れを汲み、徹頭徹尾DIYでインディーバンドでもテッペンを取れることを証明したのがハイスタンダードというバンドでした。
以後雨後の筍のように出てきたパンク風のバンドが得た報酬全て、ハイスタが成し遂げたことの結果であったといってもあながち間違いじゃないと思います。
世界的に見ても1国のただひとつのバンドでここまで影響を与えたバンドはいないんじゃないかなと。
それくらいのインパクトを残しつつ00年代に入って早々にバンドは休止状態となりました。
それからソロ活動を開始したケンさんですが、2004年の円盤発表後の2005年に主要フェス初登場となりました。
まずはハイスタでは出ることの無かった(といっても活動期間終盤に多少被った程度なので仕方ないですが)ロックインジャパンのメインステージでいきなりの主要4大フェスデビューとなりました。
勢いにのり年末のカウントダウンフェスにも登場!メインステージでエルレガーデンとスカパラに挟まれ準トリとして配置され既に大物の雰囲気を纏っているかのよう。
更に翌年も快進撃は続き初の洋楽系フェス出演となったフジロックでは中日メインステージ、ハイヴスとソニックユースに挟まれるというなんとも贅沢な位置で存在感を存分に示しました。
ライジングサンには2008年に登場し、初日メインステージのトリにどーんと鎮座することとなりました。
この日の東京事変、電グル、横山健の並びは当時の日本シーンがどういったものだったかを語るのに最適な流れではなかったかと思います。
とにかくフェスに出るならそのフェスの一番大きなステージに配置するしかないのが横山健バンド。
それがコーネリアスの代打として出てくるってどういうこっちゃ。そのフットワークの軽さもさることながらどこでも結果を残しちゃう凄みすら飄々と感じさせてくれて、これからも楽しみなアクトの一つであると言えますね。
でも願わくばハイスタでの主要フェス再登場を願います。
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