2009年のロックインジャパンが11回目の開催にしてステージを増やし、より特色の強いアクトを固めて日本の邦楽シーンの今を表現することに成功しました。

ロゴス(LOGOS)

ステージ増で選択肢も増

2009-07-31

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

シーサイドステージ/SeaSideStage

ウイングテント/WingTent

2009-08-01

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

パークステージ/ParkStage

シーサイドステージ/SeaSideStage

ウイングテント/WingTent

2009-08-02

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

シーサイドステージ/SeaSideStage

ウイングテント/WingTent

ユニコーンとして初登場

90年代頭にフェス文化が根付いていたとしたら常連であったであろうユニコーンが再始動後初のフェス出演となりました。
奥田民生としてはフェス常連ながらもバンドとしてかつての名曲をバンバンやることはとても新鮮で、特にユニコーンは演奏力も楽曲のクオリティも当時から段違いに高く、まさにフェス向きのバンドがようやく出てきた感に溢れていました。
更にこの2009年はステージが2つ新設されました。
それに伴い出演アクトが約1.5倍に増え枠が広く開放される形になりました。
より日本の今の邦楽シーンを感じられるようになったことと思います。
ジャンル的にも偏りがなくなり幅広い層に希求する形が整ってきて、国内ナンバーワンフェスとしての体制が確立されてきたのがこの2009年のステージ増設をきっかけに増進されたのではないでしょうか。
その広がった門戸から全150アクト中19アクトが初登場となりました。
新しい息吹をしっかりと捉えるロックインジャパンの真骨頂のこの初登場アクトですが、この年はその後のシーンを引っ張る存在となるフランプールや黒猫チェルシーが国内大型フェスに初参戦となりました。
こういった良質なアクトを青田買い出来ることもフェスの醍醐味といえ、このタイミングで見たことを孫子の代まで自慢出来ること受けあいw
ステージの選択肢が増え、どれを見ればよいのか迷うのもまたフェスの楽しさでもあります。
新人アクトだからといって食わず嫌いは勿体ない。音をチェックしてなくてもいっちょどんなもんか見てやろうという気概もまたフェスの真実というか。
こういう真剣勝負の場を用意してもらえてここを勝ち抜くことで体力がついてきて強度がより強くなる、アクトとフェスの幸せな関係がこういうところに現れてくると思います。
なかなかいい環境。
やる前から負けること考えるやつはそもそも向いてないのでbyアントニオ猪木。
シーンがより成熟していくことに一役買っているのでしょう。

2009年の邦楽事情

エグザイルが爆発的に人気を博した2009年。ゼロ年代前半から続いた女性ソロアクト隆盛の流れが一段落。
覆面バンドのGreeenの台頭など従来の通常の活動外の形でも全国的なヒット曲を生み出せるようになり、ネット時代をより印象つけることに成功しました。
チャートを眺めてみると本当に戦国時代で、様々な楽曲が売れていたことが分かります。
この年から約10年間は円盤売り上げだけならAKBの天下になるので…。
Number55