ManWithAMissionは2010年の活動開始以降短期間で着実に人気を集めライブの箱もひろげつつ各種フェスでの演奏で評価を高めた日本を代表するバンドのひとつです。

ロゴス(LOGOS)

マンウィズ…瞬く間に色物を飛び越えた存在に

出演回数:24 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 8 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 7 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 4 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 4 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 1 回

バカテクの狼

まず思い浮かぶことは真夏の炎天下のフェスでよく歌えるな…感心しかありません。これは獣神サンダーライガーと似たようなリスペクトしかありませんね。
実際にライブで見てじっくり観察しましたが、ボーカルはきっちりと口元が開いているので歌唱に影響はないようですが、それにしても見るからに暑い被り物を終始かぶり続けてるわけで…まさに苦行としか表現のしようがないと思われます。
それでいて演奏はしっかりと重く、目に見えるブレもなく実はかなりの演奏力を持った人たちの集まりという噂があるわけですが、ぱっと出てきたバンドがいきなりあんな位置を奪えるわけがなく、それはそれできっちりとした計画の中で出てきたバンドであることがうかがえます。
いったい中身はどんな人達なのか!国籍は?…こういうところもプロレスのマスクマンのようでちょっとワクワクしちゃったりしますw
とにかくそのシーンへの登場の仕方から衝撃的で本当に瞬く間にスターダムを駆け上がったサクセスストーリーでしかないところがポイントで、ネット世代を上手く取り入れたようでもあり旧態依然の広告屋の戦略通りでもある何とも不思議な香りのするバンドでもあります。
などといった成り立ちはともかく、その音楽性の高さに疑いは1mmもないことは間違いなく10年代の日本を代表するロックバンドといえるでしょう。
フェスの出演履歴にもそれが表れていて、まず4大フェス制覇なのは当然というか、スロットを見ても破格のバンドであることが充分に伝わるところであります。
2011年夏、まずは手始めにサマソニへ出演を果たしました。それもあの真夏のうだるような暑さを誇り一番過酷なロケーションのビーチステージでの出演となりました。
照りつけるような日差しと日陰の無さで日本一過酷なステージでもある幕張海岸のビーチステージであの被り物…想像しただけで熱中症になりそうorz
以後彼らは毎年必ず2つ以上のフェスに出演するなどとても精力的に対外試合、プロレスでいう交流戦のような真剣勝負の場へと積極的に参加するのでした。
サマソニ+ロックインジャパン(カウントダウンジャパン)という組み合わせの年がいくつか続いた後、2014年にはフジロックに初登場、2015年にはライジングサンへと歩みを進め4大フェスすべてでしっかりと爪痕を残すことに成功したのでした。
さて特筆すべきは、これは中止になってしまった企画なのですが、2020年のフジロックのグリーンステージの設備をそのまま拝借しフジロック開催の1週間後に同じ苗場でマンウィズ主催のロックフェスを行うことが発表され話題となりました。
正直このような使い方は歓迎すべきことで、コロナで中止になってしまったのは残念でなりませんが、いつかまた同じような企画であの地を狼キッズで埋め尽くしてくれることを期待しています。
苗場の宿もうるおいますしねw
Number55