WANIMAとは日本の人気ロックバンドでロックフェスから紅白までと活動の幅も広く10年代の日本を代表するアーティストといえます。

ロゴス(LOGOS)

ワニマ!日本で進化した正統派パンクバンド

出演回数:15 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 5 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 4 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 3 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 2 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 1 回

振り幅広っ

そういえば一応もっとも有名なインディーレーベルのピザオブデス所属とはいえ、このレベルのインディーバンドが紅白に出るのはもしや初めて?
そう思うと快挙といえ、活動に制限がないワニマの基本姿勢がこういうところからも伺えるといえます。
そのスタイルは00年代初頭にハイスタの影響を受けたバンドが大挙シーンを席巻していた頃のバンド達の正統進化といえますが、それは単なる真似ということではなく、しっかりと2010年代という時代を背負った音や表現であるといえます。
個人的に青春パンクという言葉は矛盾の塊でとっても大嫌いな言葉なのですが、あの頃を席巻した多くのバンドが姿を消しその影響力も全く消えた今、新しい地平から生まれた音は昔のそれとはちょっと違った趣があり、ちょっと憂いを帯びた表現はいい意味で高貴な響き。
国営放送で高校生と一緒に歌う企画みたいなやつに出ていましたが、現代の学生という実に微妙で繊細な存在としっかりと向き合い音で繋がる様は非常に美しく、徹頭徹尾彼らが真っすぐな表現者であることがよく理解出来ました。(残酷なまでに偽善的ではありましたがそれもまた良し)
ネット発の表現者に注目が集まる時代に彼らのようなライブハウスから成りあがり天下へと駆け上がる存在のなんと尊いことか。
そこにはやはりライブでしか培われない体力と表現力があり、現代にはそぐわない汗の存在感というものもあるわけですが、この伝統的スタイルは途絶えさせちゃいかんぞと。
そういえばメンバー3人とも熊本出身ということで被災地出身というテーマも背負っているのであります。
ある意味時代の必然、時代の要求を満たしたバンドといえると思います。頑張ってほしいですね純粋にそう思います。
さて急激に人気を集めたWANIMAですが、2015年に本格的にフェス出演に着手しはじめました。
まず手始めにロックインジャパン、サマソニと夏フェス出演が続き、年末にはカウントダウンフェスに初登場を果たします。
翌16年にはフジロックのメインステージに登場。いきなりのメインステージ登場へのインパクトはとても大きく話題になりました。
さらに翌年の2017年にはライジングサンのメインステージに登場。既にこの段階で主力級の扱いを受けていたことがよく分かると思います。
ありそうでいなかった幕下付け出しバンドがようやく出てきた感がありますね。
現状12回の出演履歴の内、アレキサンドロスと4回、10フィートと3回鉢合わせしているわけですが、この事実だけで彼らの立ち位置がなんとなく分かるというもの。
次に続くフォロワーがどんどん出てきてシーンを活性化してほしいもんです。
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