Riging Sun Rock Festival2017が8月も終わりに近づいた時期の日程で開催されました。真の音楽好きなら見逃せないアクトの連続!夏フェスの締めくくりにふさわしいライブの数々を見逃すな!

ロゴス(LOGOS)

ライジングサンロックフェスティバル・2017年(平成29年)

2017-08-11

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

レッドスターカフェ/RedStarCafe

ボヘミアンガーデン/BohemianGarden

レインボウシャングリラ/RainbowShangri-La

デフガレージ/DefGarage

2017-08-12

サンステージ/SunStage

アーステント/EarthTent

レッドスターフィールド/RedStarField

レッドスターカフェ/RedStarCafe

ボヘミアンガーデン/BohemianGarden

レインボウシャングリラ/RainbowShangri-La

デフガレージ/DefGarage

変わらないことが信頼の裏返し

フェス出るモードだった年とはいえB’zが出演したり、久保田利伸が初登場だったりと注目メンツが大物に集まった2017年のライジングサンでした。
全体的には例年通りで安定のイツメンばかりなような印象となった2017年のライジングサンですが、ベテラン勢引っ張り出し枠として有名すぎる藤井兄弟のユニットF-BLOODや岸谷香、まさかの清水ミチコの初登場など見どころはたっぷりあったように思います。
新人枠も規格外の才能を持つぼくのりりっくのぼうよみや有名すぎる両親を持つReNなど小粒なようでピリリとした味わい。
この辺はさすがのライジングサン、信頼と信用を長年の実績で積み上げてきた成果なのではないでしょうか。
ロッキンオンがシーンと乖離しすぎないように苦心している裏で微動だにしないこの岩盤のようなコンセプトを持つフェスが対立概念としてそこにあることはお互いを引き立てることにも少なからず寄与しています。
そこに共感してライジングサンなら出てもいいと思えるアクトが少なからずいることも重要な点で、ある程度の邦楽フェスの棲み分けが出来ているこの状態が2010年代半ばを過ぎた状況としては好ましいように感じています。
これからこの絶妙な付かず離れずのパワーバランスが崩れること=おそらく夏フェス崩壊の序曲になる。
個人的にはこれくらいの危機意識があります。客なんだからそんなこと気にしなくていいというような意見もあるでしょうが、今ここで問題提起をしていくことが重要なのではないかと思います。
間口の広いロックインジャパンとより深化を求めるライジングサンの毛色の違うフェスが両立することがフェス文化を未来へと繋げるカギになると思っています。
どっちかが勝ち過ぎてもどちらかが負けすぎてもダメなんですよね。その他小規模のフェス含め継続していくことが大事なことで、その地方創成にも繋がることは、このコロナ禍で各種フェスに自治体から補助金が出ていることからも明らかで、その文化的側面の価値を公も認めているわけですからこの雰囲気を味方にして一気にお祭りのような伝統的イベントとして根付かせる時期なのではないかと思います。
民間のただの興行で終わらせてはならないのであります。

2017年の邦楽事情

米津玄師が席巻しつつあった2017年。もっともアクションが良かった楽曲が星野源という年になりました。
とはいえ全世代を巻き込むような楽曲は結局のところ生まれずといったところ。
もう何年もそんな楽曲が出てきていないところに日本のシーンの問題点が潜んでいるように思います。
星野源のあの曲にしても振り付け込みですからねw
この状態がいつまで続くのか、それとも全国民を巻き込むような楽曲は未来永劫現れないのか…注目していきたいと思います。
Number55