LiSAはアニソン界に留まらず、そこから一歩進んだ日本を代表する女性ボーカリストの地位を確立した唯一無二のアーティストの1人です。

ロゴス(LOGOS)

LiSA~一般的なブレイク前からフェス常連

出演回数:13 回

  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 5 回
  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 5 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 2 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 1 回

時代を象徴する女性アクト

鬼滅の影響も相まって突然シーンに登場したように思われがちですが、かなり以前からその圧倒的なボーカルの表現力でアニソン界隈に留まらず邦楽シーンでも稀有な存在としてそれなりの立ち位置を確立していました。
目ざとい人なら、いやそうでなくてもテレビやラジオで一度その歌声を聞いた人ならその才能や技術の高さに疑念の余地はないということがよく分かるでしょう。
それくらい圧倒的ということ。鬼滅以前から既にブレイク寸前で後は何かしらのきっかけのみという状態でした。
あの漫画自体もそうですが、まさかここまでブレイクして浸透するとはというのが本音と言えば本音。
鬼滅が無くてもいずれそうなるだろうという予感があったのも事実。
実際すでに鬼滅ブレイク前の2019年以前に主要フェスでは重要な駒のひとつとして出演回数を重ねていました。
主要フェス初登場は2014年のカウントダウンフェスでムーンステージのトップバッターという位置ではありますが、いわゆるアニソン歌手のイメージしか無かった頃、当初は色物的な扱いというかアニソンフェス的な所での活動が主だったわけでそこから一歩抜け出し一般的なロックフェスに出演しても遜色の無い音楽性とパフォーマンス力で度肝を抜いたのでした。
そうでなければ連続で呼ばれることもないですからね。限られた客層しか相手をすることに留まらず、よりマスに届く活動をすることで少しづつ活動の幅を広げていくのでありました。元よりそんな狭い世界で収まる才能ではないことは明白でこれは自然の流れの中にあることだったのでしょう。
夏フェスには2015年ロックインジャパンがお初。しょこたんと並ぶという割と恣意的な並びでしたが、その枠組からは飛び出ていたのではないでしょうか。
ロックファンからの知名度を上げたサマソニにブッキングされたのは2016年。邦楽特化ステージの配置となりましたが、あゆみくりかまきが同じステージにいるくらいで割とガチロックなメンツに放り込まれて異彩を放つことなく溶け込んでいます。既に違和感はなく当たり前にそこにいることが出来ていました。香盤を眺めてみてもそんな感想しかありません。
以降は毎年のようにフェス出演を重ね、大ブレイク以前に既に一般的な評価をモノにしているのでありました。
大ブレイクした2019年には2度目となったライジングサンではメインステージに登場。2年前の初登場時はセカンドステージのトップバッターだったことを考えると出世したと言えますが、以前からの積み重ねを考慮するとこのステップアップは割と順当というか既にかなり上位の評価を受けていて地盤を固めていたからこそのメインステージの抜擢だったのではないでしょうか。
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