2010年のロックインジャパンフェス。国内音楽事情の動向もしっかり抑えつつフェスらしさを追求するロックインジャパンフェスの今後に期待します。

ロゴス(LOGOS)

2010年~次の10年に向けて

2010-08-06

グラスステージ/GrassStage

レイクステージ/LakeStage

パークステージ/ParkStage

サウンドオブフォレスト/SoundOfForest

シーサイドステージ/SeaSideStage

ウイングテント/WingTent

ニッポンのロックフェス

遂に10年代に突入し開催10年を越え改めてフェスとは何ぞやと考えされる時期に突入してきました。
というのも従来のいわゆる形通りのロックバンドが世界的に陰りを見せる中、フェスに求められる音楽の形も段々変化してきたように感じます。
ロックインジャパンはその辺の機微を敏感に反映、いち早く動き出すイメージがあります。
折しも2010年はCDが全盛期と比べてまるで売れなくなり、国民的ヒット曲がメジャーフィールドで皆無となるなど環境の変化が著しくそれまでに培ってきた経験が通じない社会構造に変貌を遂げつつありました。
チャート目線でいったら前年の2009年から現在に続く4846上位独占ではその年の傾向は全くもって見えてきませんw
音楽目線ではなく商業形態目線でしか論ずることが出来ないからです。
まあそれはそれでアリなんですが、この年にどんな曲がヒットしどんな世相だったかが切り離されていくと、この2010年とは何だったのだろうという考えが纏まりませんわいな。
そんな中でも新しい芽は確実に萌芽しているようで。
全144アクト中新規アクトは22アクト。現在も業界を席巻している代表バンドが3アクト集結した形となりました。
SEKAI NO OWARI、ワンオクロック、アレクサンドロス(改名前なのでシャンペイン名義)いずれも10年代を知名度も売り上げでもトップに君臨する3つのアクトがこの2010年のロックインジャパンフェスで国内主要フェスに名前を連ねました。
この年を象徴するトピックであったと思います。
それ以外にも伝説の80年代ゴシックバンドであるデッドエンドや、以後常連となるホワイトアッシュや在日ファンクなど以後存在感を増していくアクトが目白押し。
振り返ってみるとこういったツボの押さえ方はさすがとしか言いようがありません。
ますます層の厚さを増していくロックインジャパンフェスティバルには期待しかありませんね。

2010年の邦楽事情

上位10曲をAKB48と嵐が独占した2010年。
20位までに範囲を広げてもSMAP、KAT-TUN、関ジャニが入り、非ジャニーズとAKB以外では坂本冬美のまた君に恋してるが最上位。
東方神起と福山雅治が1曲づつとこの2010年がどんな年だったか記憶がない人もいるでしょうw
しかしながらヘビーローテーションが街中でもカラオケでも文字通りヘビロテされていたのでヒット曲らしいヒット曲だったかもしれません。
これがあと10年は続くんですね(遠い目)
Number55