Puffyの不思議な存在感。とびっきり特別な色でもって夏フェスに新たな風を吹き込むピリッと効いた香辛料のような立ち位置を確立しています。

ロゴス(LOGOS)

パパパパパフィー

出演回数:24 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 9 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 7 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 5 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 3 回

パフィーアミユミ

彼女達の冠番組で大泉洋を発掘したことが最大の貢献なわけですが、完全なる芸能界畑に軸足を置いていた時期も長くあって年齢的にもキャリア的にも上りになる季節に差しかかり音楽活動がおざなりになってもおかしくないのですが、現状益々精力的に活動しているところを見ると、そのキャラクターにはそぐわないレベルで音楽への思い入れが深いようでなんだか少しほっこりしてしまいます。
奥田民生プロデュースで颯爽とシーンに登場し、大ヒット曲を連発。緩やかなパーソナリティとも相まって時代の寵児のような扱いでキャリアをスタートさせ順調にトップアーティストの道を歩んでいたパフィーですが、ロックフェスとの親和性もめちゃくちゃ高くて実に日本らしい斜に構えた盛り上がりを見せることとなりますw
もう既に登場してから20年近く経つわけですが、当時のあのスタイルがあの90年代半ばの時代の空気をしっかりと捉えていて女性の社会的地位の変遷を考察する際に非常に参考になるのではないかと思います。
おそらく今見ても現代の女性から支持を得られるのではないかというあの自然体のくだけた女性像がとても印象に残っています。
折しも奥田民生氏がユニコーンを停止させソロキャリアをスタートさせた後、その余りある才能を別の形で具現化させたのがパフィーなわけですが、一時的な爆発で終わらずにその後20年、その強度を保ち続けています。
フェス的な目線でいうとオルタナ以降分断されていたインディーフィールドの客層とメジャーフィールドとの橋渡し的存在を務める事が出来る稀有な存在であったと改めて思います。
ある意味ザ芸能界という存在でありながらアニメという形で世界的な人気を博したり様々な形でのアイコンとなったことでどんなフェスにも対応出来る属性を獲得したのでした。
この日本の音楽業界に薄皮のように存在する壁の狭間から両方を行き来するパフィーの存在が、以降の流れを形作ったとも言えるのです。
パフィーがいたからパフュームがブッキングされることが容易の受け入れられその後の欅坂やでんぱ組、ハロプロ勢への風当りが弱まったのです。
この辺の風向きをいち早く察知するロッキンオンジャパンの凄いとこよ。
今のところ頑なにフジロックではオルタナであることの意地を貫いているわけですが、いずれ無視できなくなるのではないかと推測します。
新潟なんだからネギッコださないと…もう10年遅いですけどねw
Number55