パフュームがいる風景が当たり前の世界になった日本の夏フェス!このフェスの多様性こそ日本のフェスの特徴となったといえます。

ロゴス(LOGOS)

Perfume~最早ひとつのジャンル

出演回数:28 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 9 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 8 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 6 回
  • ソニックマニア / SonicMania >> 3 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 2 回

その表現はアイドルに収まらず

正味な話、ちょっと嫌味な話になってしまいますが、頑なにフジロックにはブッキングされないところにかのフェスのプライドを感じさせることと同時に余計な思い込みでもってフェスの進化を妨げているようにも思えます。
所属事務所のアミューズはザ芸能界な人達が多数所属しているのですが、フジロックに出たことがないわけではなく他のアクトも普通に出演しているのでパフュームだけが出られないことには納得がいかないのであります運営の中の人!
そんな踏み絵のような存在のパフュームですが、もはやアイドルの枠を越えひとつの表現形態にまで昇華された存在であるという評価の方がより彼女達を正確に捉えていると言えるでしょう。
というか物理的に過度な接触から離れている以上アイドルではないわけで。そこは日本の場合セットになっているのでね。
なのでTIFに出ることはなくアイドル以上の存在であることは言うまでもないと思います。
パフュームが出ることが当たり前になった夏フェス。より進化することに成功したと言えますね。早めにアイドル以上のパフォーマンスをするアクトへの擦り寄りである種の壁を乗り越えたと言えるのではないでしょうか。
世界基準でいってもパフュームのような特殊なユニットが見当たらないわけで、だからこそ洋楽アクトの中に配置されても独自色を発揮しピリリと辛いアクセントの役割を堂々と果たせるのです。
最初は面白半分の配置のようでしたが、今に至るまでに当たり前の日本の夏フェスの風景になりました。
これはこれで何気に凄いことのように思います。
日本の芸能史に重要な足跡を残すアクターズスクール広島を経て上京後、数年の下積みを経て大ブレイクした2007年に初の大型フェスであるサマソニに大阪オンリーの形で初出演を遂げました。
ダンスステージにオープニングアクトとしてこの時点ではひっそりと出演しましたが、年末のカウントダウンでも一番小さなステージのトップバッターに観測気球のような扱いで出演しました。
本格的にブレイクし茶の間にも浸透した2008年はロックインジャパンとサマソニかけもちで引っ張りだこのような存在にまで上り詰めました。
初登場のロックインジャパンでは椿屋四重奏と斉藤和義に挟まれる形で違和感あるかと思いきや堂々と自分達の強みを活かして結果を残すことに成功しました。
東京のサマソニ初登場となったダンスステージではぎゅうぎゅうの客席の中で熱狂のステージを繰り広げました。(そのぎゅうぎゅうの中にいて死にそうになりましたw)
ライジングサンへは2012年に初登場。堂々のメインステージへの配置となりました。ここも斉藤和義の前という。なんという奇遇か。
その後は各フェスもはやメインステージは当たり前の存在に。そして遂に2013年にはロックインジャパンのメインステージの大トリを務めることになりました。
ドラゴンアッシュ、バースデイ、くるり、ハイエイタス、10フィートなど錚々たるメンツを従えてのトリにはゾクゾクするような刺激的な光景となりました。
この采配に彼女達へのリスペクトと今後への期待、もはやジャンルを背負い込む存在の大きさが改めて浮き彫りになったのでした。
フジロックでどんな化学反応を見せるのか。待ってるんですよね~新しい風景を。
Number55