Mongol800は夏フェスへの参加も積極的で沖縄の現状を各地へ伝えるための触媒的役割を自覚しそれを立派に果たしている地方創生のヒントとなるバンドです。

ロゴス(LOGOS)

モンパチ~沖縄から世界へ

出演回数:34 回

  • ロックインジャパンフェスティバル / RockInJapanFestival >> 13 回
  • ライジングサンロックフェスティバル / RisingSunRockFestival >> 11 回
  • カウントダウンジャパン / CountDownJapan >> 6 回
  • フジロックフェスティバル / FujiRockFestival >> 2 回
  • サマーソニック / Summersonic >> 2 回

地方創生のモデルケース

いち政治家が唱えた地方創生がなんとなく頓挫したような空気が漂っている今の日本ですが、細かく現状を確認してみると決してそんなことはなく若者を中心に斬新な発想で各地方各地域を盛り上げる仕掛けをしている個人は沢山いるのであります。
経済が堅調でバリバリイケイケだった時代では軽視されがちな地方ごとの魅力が、この失われたン十年によって却って再確認された部分があり、そこに地元密着地元への愛着を備えた新時代の世代が台頭してきたのは自然の流れといってもよくモンパチのような活動がその思想をアシストしたのは正に時代の要求なのでしょう。
この流れの源流は何なのかな?としばらく考えてみたのですが、ふと思いついたのがみちのくプロレス。
プロレスもまた日本社会の縮図であり中央集権的な考え方が主流で隆盛を極めた時代がありました。
その隆盛が一段落した段階で次に出てきた動きとキーワードが地方に根ざした団体だったのは偶然だろうか。
東北を中心に活動し首都圏でそのプロレスを見られるのは数か月に一度という逆張りの活動形態でしたがそれが受け一躍時代の寵児となったこの団体は、その後のプロレス界のみならず各種業界への今後の展開のヒントとなりえたのでした。
その流れの中で土着のバンド活動を行う人達が増えることとなりました。時代はインターネットというその流れをアシストするツールが席巻し始めた頃とも重なり流れを加速させることに成功。
現状モンパチのようなスタイルが当たり前になっていることがそれの証拠と言えます。
もはや中央に媚ることなく秒で世界中にベッドルームでの出来事が発信出来てしまう時代となりました。
その先鞭をつけたバンドのひとつがモンパチであると言えるでしょう。
この流れは音楽のみならずあらゆるジャンルに影響を与えました。そしてその地方の色合いや空気がノンストレスで届けられる環境が整い自宅にいながらにしてフィーリングを感じられる素晴らしい時代が到来したのでありました。
むしろ色のない首都圏に住んでいる自分が恥ずかしいと思うようになっちゃいましたねw
それにつけても「小さな恋の歌」とか「あなたに」はもはやクラシック扱いというか。ロックの古典ともいえる扱いで意外と日本では皆無だった若い世代に語りつがれる、あ違った歌いつがれる「うた」になっていることに驚愕した次第。
20年近いキャリアの中で近年の方がしっかりとフェスにコミットしている活動をしていて(サマソニにはご無沙汰ですが)毎年のようにどこかのフェスに出張出演している息の長いバンドとなりました。
Number55