サマソニ2004ではメインステージでのヒップホップデイなどステージごとのしっかりしたコンセプトを作り洋楽ファンの信頼を勝ち取りました。

ロゴス(LOGOS)

サマソニ2004~ジャンルを絞るブッキングで集客アップ!

2004-08-07

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ロックステージ(東京)/RockStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

オープンエアステージ/OpenAirStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ロックステージ(大阪)/RockStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

2004-08-08

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

ロックステージ(東京)/RockStage(Tokyo)

ビーチステージ/BeachStage

オープンエアステージ/OpenAirStage

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

ロックステージ(大阪)/RockStage(Osaka)

ヒップホップの祭典

2003年、この年のサマソニのトピックはジャンルできちんと分けてコンセプトと流れを重視したブッキングが挙げられます。
1日はポップパンクデイ、もう1日はヒップホップデイと雑多な音楽性のアクトを詰め込むのでなくある程度親和性のあるジャンルで固めて集客力を高めることに成功しました。
都市型フェスということで容易につくスポンサーからの潤沢な資金力で、一部からは商業的すぎるとの批判もあるようですがここまでコンセプトがしっかりして洋楽ファンのツボをつくラインナップが用意されると脱帽せざるを得ません。
都市で野外で演奏する縛りはとてもきつく、限られた時間の中で各アクトの持ち時間が短いためショーケースの羅列になってしまうのは致し方ないところですが、それでもそんなマイナス要素を圧倒する面子への信頼は絶大なものがあります。
ただしこのようなコンセプトを固めて作ることはフジロックのようなサステナブルなヘビーユーザーを獲得することが難しく、毎年は勝負というか年ごとにリセットされてしまうのが玉にキズ。
面子次第で参加するかどうか決める層が流動的になっていて塊として集客に繋がるわけではないことがサマソニ運営の難しさを作り出してしまっていると思います。
ある意味、他の3フェスは毎年似たような面子でもそれが信頼となっているわけですが、サマソニの多様性ではそれが希薄なのでターゲット層のオーディエンスがごっそり変わっていく、これが醍醐味ともいえるのですが大変だろうなと傍から見て感じます。
それでも数十年以上継続していることは素晴らしいことですね。洋楽ファンの砦だと思います。

2004年当時の洋楽

トップヒッツはアッシャーにアリシアキーズ、マルーン5にアウトキャスト等々。
現在にも地続きのようにしっかり連なっているR&Bとヒップホップが隆盛を極めています。
一方現在との違いはリンキンパークに代表されるような激しめのゼロ年代のオルタナバンドも活躍していた時代でした。
この年ではフーバスタンクだったりニッケルバックだったりのフォロワーたちがヒットを出し、サマソニにもゼロ年代ではこの辺のバンドが数多くブッキングされる流れが続きました。
今振り返ってみると当時のトレンドがしっかりと理解できるようにサマソニのメインステージが構成されていることが凄いことだと素直に感動します。
ある意味フジロックはこういった流れとは一線を画した浮世離れしたところがあるのでサマソニの存在はとてつもなく大きいと思います。
今後もこの流れが続き棲み分けがきちんと出来れば、まだしばらくは2大フェスの隆盛は続くのではないでしょうか。
Number55