アイランドステージが増設されたサマソニ2005ではステージごとのコンセプトがよりしっかりした印象となりました。

ロゴス(LOGOS)

サマソニ2005~コンセプチュアルで信頼勝ち取り

2005-08-13

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

アーバンステージ/UrbanStage

ビーチステージ/BeachStage

オープンエアステージ/OpenAirStage

アイランドステージ/IslandStage

HMVダンステント/HMVDanceTent

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

アクアステージ/AquaStage

ロックステージ(大阪)/RockStage(Osaka)

2005-08-14

マリンステージ/MarineStage

マウンテンステージ(東京)/MountainStage(Tokyo)

ソニックステージ(東京)/SonicStage(Tokyo)

アーバンステージ/UrbanStage

ビーチステージ/BeachStage

アイランドステージ/IslandStage

オープンエアステージ/OpenAirStage

HMVダンステント/HMVDanceTent

マウンテンステージ(大阪)/MountainStage(Osaka)

ソニックステージ(大阪)/SonicStage(Osaka)

アクアステージ/AquaStage

ロックステージ(大阪)/RockStage(Osaka)

バランス良い面子!

2005年、6回目の開催(幕張では5回目)にしてより一層の充実が図られました。とても重要な年になったと思います。
まず前年より設置されたビーチステージが更に充実したアクトが揃い、ロケーションとも相まり最高のステージのひとつとなりました。
日中は…照り続ける日差しに辟易としますが、陽が陰ってからのトロピカル感は最高の一言。
このころはまだ緩やかな運営だったこともあり、無銭で見られたのは内緒w
ステージは見られないまでも音だけでも漏れてくるのでコンビニで買ったビールを飲みながらビーチでのフェス疑似体験のなんと心地よいことよw
この年のトミーゲレロは最高の一言だったのではないでしょうか。正直フジロックでこういった類のマジックは起きないような気もしますね。
海って特別…。

その他アイランドステージという邦楽に特化したステージが新設されたことにより、更に様々なリスナー層を取り込むことに成功。
細部まで気を抜かないサマソニ流の真骨頂がここで完成を見たといっても良いと思います。
一番手を抜かないポイントの面子にしてもオアシスとナインインチネイルズの毛色が違うアメリカとイギリスを代表するアクトがメインを張り、その日の方向性を決定付けるやり方にも磨きがかかり、洋楽ファンを惹きつける仕掛けは最高潮に。
夏フェスのトップランカーとして恥じることにない堂々とした開催となりました。
この積み重ねが信頼となり、その後の黄金期への布石となるのでした。

2005年洋楽事情

2005年のトレンドは相変わらず円熟期ともいえるかのようなR&B、ヒップホップが席巻していました。
ブラックアイドピーズ、カニエウエスト、50セント、シャキーラ等々。
しかしながら現代と違ってこのころはまだロックバンドの残り香があるようで、この歳のサマソニにも出たウイーザーやニッケルバック、FallOutBoysなどがヒットを飛ばし人気を集めていました。
まだサマソニの面子と欧米のチャートが乖離するような傾向は見られていません。
サマソニの面子というよりも来日アーティストの面子と言うべきかもしれませんね。
いや既に乖離が始まっているというべきか…。この年のビルボードのトップ10アーティストを並べてみると、ケリークラークソン、プッシーキャットドールズ、50セント、グリーンデイ、カニエ、ミッシーエリオット、マリオ、グウェンステファニ、マライアキャリーですからね。
グリーンデイとおまけしてグウェンがノーダウトで出るくらいでサマソニとは縁のないアクトばかり。
この乖離具合、日本の音楽市場の萎縮と共に今後どんどん進行していくととなります。

ん~ダニエルパウターてこんな前だったっけ?!><
Number55